2016.12.09

ママ殺到、とある病院

今日もこんなブログにアクセスしてくださり、誠にありがとうございます。

 

あるクリニックのお話です。

  

多くの女の人が、待合室で順番待ちをしています。

 

■一番目の患者

「はい、次のかた~」医師が呼びます。

 

赤ちゃん連れのママが診察室へ入っていきます。

 

ママ

「うちの子、離乳食を食べてくれなくて・・・」

(「大きくなっても、きっとこうなるだろう」と想像してしまう、マイナス思考母 ↓) tekito-2-1-12(C)あべゆみこ


医師

「舌が肥えているんですよ。きっと、普通のお子さんよりも味覚が発達しているんですね。だから毛色の違う食事が嫌なんでしょうね。将来その敏感な舌を生かして、有名シェフになるかもしれませんね」

 

 

 ■二番目の患者

「はい、次のかた~」医師が呼びます。

 

ママ

「うちの子、友達の輪に入って遊べないんです。公園でも地面の蟻や石ころばかり見ているんです」

 

医師

「友達と遊びたくないんだから、石ころや蟻が好きなんだから、それでいいんじゃないですか。将来、研究者になるかもしれませんよ」

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■三番目の患者

「はい、次のかた~」医師が呼びます。

 

一人の女性が入っていきます。

女性

「私はバリバリ働いていて、輝いているように見えるけれども、結婚していないし、子どももいつ持てるかわからない。結局は負け犬だ・・・」

 

医師

「勝ち負けなんて存在しないんじゃないですか・・・ううん・・・それが今のあなたが選んだ道。もし、その行先を変えたいのならば、自分が何を望んでいるかよく考えて、次にすべきことを考えましょう。僕には決められませんし・・・あなたの人生だから・・・」

 

 ■四番目の患者

「はい、次のかた~」医師が呼びます

 

一人の小学生連れのママ

ママ

「クラスの平均点が70点なのにうちの子は40点・・・情けない・・・」

 

医師

「一ケタじゃなくて良かったじゃあないですか」

 tekito-2-3-12

(C)あべゆみこ

 

■調剤薬局で

薬を受け取る人たち

でも、実はその中に入っているのは・・・

単なる砂糖の固まり

そうとは知らず、飲んで少し元気になる人たち

 

プラシーボ効果!

薬理作用のないものにより、もたらされる症状や効果。要は暗示です。

 

 

 ■再診

ところが、数日してまた同じ人がやってきます。一回の受診で回復する人はまれ

 

「はい、次のかた~」医師が呼びます。

ママ

「先生、離乳食は少しは食べるようになったんですが、今度はスプーンをうまく使えないんです」

 

医師

「昔は哺乳瓶でしか食物を入れられなかったのに、手づかみしているなんて進歩!進歩!」

  

再診患者も多く、みなさん長く通っています。

 

医師は言います。

 

“きっと、その親から「○○ちゃんは出来るのに、なぜあなたは出来ないの!」「お兄ちゃんが4歳の頃は字が書けていたのに、あなたはどうして書けないの!」なんて人と比べられて育ってきたので、自分が親になってもそっくりな育て方をわが子にしてしまうんですね。

つまり、遺伝(?)。だから完治はなかなか遠い道のりなんです。

子育ての仕方の連鎖ですね。“

  

さて、暗い顔をして診察室に入っても、出てくるときは顔が少し明るくなる人たち。中には「こじつけられた」といった感じで納得していない人も・・・
 

 

科の名前を確認してみると・・

“比べる病科”

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(C)今泉久恵


でも、そこにはポスターが・・

「比べる病は人間のさが。誰かと比べることが出来るから、努力したり向上心も湧くんです。

でも重症化すると自己否定ばかりするだけになりますから、ご注意ください。

早めに気づいて、ここに立ち寄ってくれた勇気をたたえます。またのSOS発信をお待ちしております」

 tekito2-head-6

(C)あべゆみこ

もちろん、これは私が作った架空の病院です。

 

こんな病院はないので、誰かにSOSを出してみましょう。

 

■気軽く訪ねてみよう

本当に鬱病になっていなくても、心の診療科に行ってもいいんですよ。

 

海外では自分の主治医として、お抱えの精神科医を持つことがステイタスとなっているくらいなんですから・・・

 

どうも日本人は精神科に対してマイナスイメージを持ったり、敷居が高いようです。

 

人は風邪を引くように心だって風邪を引いてしまうこともあります。そして自分の努力や気合でなんとか克服できないこともあるんです。

 

私なんか“比べる病”が16年間続いています。

そして、微量ですが病院からこの薬をもらっています。飴玉ではありませんが。

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 そのことについてはこちらに詳しく書きました。

“比べる病は治ってはいなかった!” ↓

h-navi.jp/column/article/35025959

 

『立石流 子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方』にもたくさん書きました! ↓比べられる息子

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www.amazon.co.jp/dp/4799105566

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また、金曜日寄ってくださいね!

カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(8)

  1. 成田昌俊 より:

    架空の病院のお話。愉しいアイディアとはっきりしたメッセージ。今週は星五つ。楽しく拝見しました。

  2. 立石美津子 より:

    成田さん
    ありがとうございます!!

  3. ぷーママ より:

    架空病院〜面白く現実味もあり、面白かったです。
    先週先生の誕生日だったんですね〜
    おめでとうございました🎂🎉
    先週は息子問題行動の連続で、本当に鬱っぽくなりそう〜いつになったら平穏な日々が過ごせるのか⁉️私も、話聞いてくれる病院探すかな〜出来れば、同じような境遇の方がいつにいなぁ〜

    • 立石美津子 より:

      ぷーママさん

      同じ状況のママがいたら一番救いや癒しになったりしますよね~

  4. たけのこさん より:

    でも、私、暗示にかかってみたいですねー。
    そんな単純ならもっと、おきらくかも。
    私は子供のことより自分のことかな。
    いまだに、バストが大きい人がうらやましいの。
    いつも、あんなのだったら、水着も楽しくきれるのになって。
    自分はすべてを隠すような水着をきてます。
    これは、もはや、子育て問題じゃないよね。

  5. たけのこさん より:

    でも、時々、意味なく励まされたいとおもいます。
    成長してます、がんばってますといわれたらうれしいかな

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