2016.12.23

子どもが将来、おでんツンツン男にならないためには

今日もこんなブログにアクセスしてくださり、誠にありがとうございます。

 

世間で“おでんツンツン男”とか“牛丼混ぜ混ぜ男”とか話題になっている。

 

コンビニで売り物のおでんを指で「ツンツンツンツンツン・・・」と繰り返し突いて、その様子を撮影した動画をインターネットに投稿

 

炎上したら「反省しています~」と、鼻糞をほじりながら謝る動画を続けて投稿し、再び炎上

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とうとう、逮捕されてしまった。

 

すると模倣犯まで登場!

 

牛丼屋の備え付けの紅ショウガのトングを使って、自分の食べかけの牛丼をかき混ぜる動画を投稿

 

単に「呆れた大人、馬鹿な大人」で片づけてしまっていいのだろうか?

 

私は多くの子どもを見てきたが、その片鱗がチラホラ見える子もいる。

 

“将来おでんツンツン男にならないためには!”

 

その深層心理を分析してみた。

 

 

■100点よりも0点とる方が近道

長年、子ども達に教師として接している中に問題行動が収まらない子がいる。

 

叱れば叱るほど、むしろそれを楽しみ、かつ、喜んでいるようで、態度が悪化するのだ。

 

なぜ、そうなるのか。

 

それは大人の気を引きたいから・・・

 

 

■とある生徒

こんな生徒がいた。

 

授業中、椅子を倒してみたり、鼻糞を隣の子につけてみたり、唾を床に吐いてみたり、紙を破ってみたり・・・

 

これをやられると私は授業どころではなくなり、他の子への関りを中断して、その子のところへ駆け寄り「ダメでしょ!椅子を倒しちゃ!」と角をはやして叱る。

 

実はこれが子どもの目的なのだ。

 

「先生~他の子どもを可愛がらないで~僕だけの面倒を見て~」の自己アピール

 

しかも、その子にとって100点を目指すことは永遠の遠い道のり

 

100点とはテストの点数という意味ではなく、“授業態度が素晴らしい”“お友達に優しくできる”“駆けっこが速い”“絵がうまい”“文字が綺麗に書ける”“などの良い行動

 

「こんなこと、どんなに努力したって僕には叶いっこない」と考えた子どもは「だったら、すごーーーーーーーーーーーーーーーーーく態度を悪くして、先生に叱られてでもいいから評価されよう」と考える訳だ。

 

つまり、0点の態度を取ることは100点取るよりも手っ取り早い近道だからだ。

それがこの行動を起こしている。

  

■私もそう

私もそうだった。

 

身体が小さく成績も悪い。でも、そこそこ頑張っても先生は見てくれない。

 

だから「わかりません!できません!」とわかる問題も「わからん!わからん!」と叫べば、先生は他の生徒の指導を中断して自分のところに来てくれることを知っていた。

 

だから、あえて悪い行動をしたり、授業を妨害するような行為に出ていた。

自分が先生になったとき、そんな過去をすっかり忘れていた。

  

■方針を替えた

さて、私はその生徒に対して180度、対応を替えてみた。

 

鼻糞をつけようと、唾をはこうと、プリントを破ろうと、椅子を倒そうと、部屋を脱走しようと無視無視無視

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 (写真は本文と関係がありません)

 

どんなに、悪い行動をしても私が一切反応をしないのだ。

 

そして、一瞬でも椅子に座った、鼻糞を付けていない、などのタイミングを逃さず「椅子に座っているね。頑張っているね~」「鼻糞、友達につけていないね~」と認めて褒める。

  

すると、どんどん悪い行動は消滅していった。

 

 

■正の行動を強化するのみ!

つまり、負の行動(悪い行動)を無視して、正の行動(良い行動)を強化すればいいのだ。

 

おでんをツンツンしたり、牛丼を紅ショウガをとる共用のトングでかき混ぜても、無視無視無視

  

テレビでも取り上げない。ネットでも炎上しない。誰も反応してやらないのだ。

そして、そんな人でも良い面を見つけて、評価してやるのだ。

  

さて、家庭で行う場合・・・

 

良い行為は特別なことでなくてもいい。

 

食べた食器を下げたとか、自分から「おはよう」と親に挨拶できたとか、親に言われなくても手洗いうがいをしたとか、そんな些細なことで構わないのだ。

 

これを親が言葉に出してやっていることは、イコール「あなたのことをいつも見ていて、ちゃんと評価しているのよ」の愛情表現そのものだから・・・・

 

そうすれば、悪い行動は自然消滅して良い行動が増える

 

 

■まとめ

気を引く行為をしている子がおでんツンツン男に育つわけではないが・・・

 

奇抜な格好をしたり、髪の毛をキンキンにしたり、落書きをしている若者をみると、立石おばさんは「ああ、そのやり方で注目をされたいのね~」と思ってしまう。

 

いつも優秀な子や兄弟姉妹と比較されて、存在さえ認められない環境で育った人が大人になったとき、こういう行動を起こすケースがあるような気がしてならない。

 

そんなことを感じた事件だった。

 

子どもを産んだときは「元気でいてくれさえすれば、それで十分」とあなたも高望みしたり期待値を上げてはいなかったはず。

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それがいつしか他人と比べる“比べる病”にかかってしまい、子どものことを否定ばかりしていないだろうか・・・

 

「元気に生きているだけでそれで十分」と思ってどうだろうか?

 

ネット記事にも書いています。

ure.pia.co.jp/articles/-/68244

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

では、また、来週、金曜日寄って下さいね。

www.amazon.co.jp/dp/453405405X

木村佳乃さんと!

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カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(7)

  1. 成田昌俊 より:

    まとめ、超納得です。やっとレビュー、アップしましたが、反応無しですみません。

  2. 立石美津子 より:

    成田さま

    ありがとうございました(^○^)

  3. はるぴ より:

    はじめまして。軽度知的障害の小学1年生の息子がいます。最近このサイトを知りました。
    初めは子供の現実を受け入れられず、将来を悲観して子供をかわいそうにと思ったりしていました。
    今は普通級に通っていて、担任からは、連絡帳3ページに渡り、1日の様子として、悪い行動ばかり書かれていることもあります。立石さんの著書にもありましたが、普通級の先生に障害の知識がないことにショックを受けました。。
    出来るところまで普通級でと思っていましたが、子供の「学校つまらない」の一言で、もういいかなと思っています。
    放課後等デイの方の暖かい言葉にも救われ、子供が楽しいと思える環境を整えてあげたいと思います。

    • 立石美津子 より:

      はるぴさん

      なんとも酷い担任ですね。悪いことばかり書いて渡したら母親がどんな気持ちになるか、想像力に欠ける先生ですね~
      知的遅れがあるのでしたら、温かい支援もある特別支援教育をしっかりしてくれるクラスや学校に早く写った方が
      私はいいと思います。お子さんのために良い決断をママがしてくださいね~

      子どもの幸せのために~!!

      また寄ってくださいね~

  4. はるぴ より:

    学校の担任は、いっぱいいっぱいの感じで、先生がどう思っているかより、とにかく学校に様子を見に来てほしいと言うだけで、私には親に丸投げされている感じでした。
    でもきっと、障害児に対する知識や経験がないため、自分の意見を言えないのかもしれません。
    新学期早々に支援学級に移りたいと伝えようと思います。
    ありがとうございました。
    私はまだまだですが、立石さんのように子供の心に少しでも寄り添える親になりたいです!

  5. 立石美津子 より:

    うまくいきますように~!

    • 匿名 より:

      担任だけを責められますか?
      クラスには、授業を一生懸命受けたい子供も、中学受験をしたい子供も、規範意識に欠ける行為にストレスを感じる子供もいます。
      貴方の文章だけでは、ご子息のどのような行動に担任が手を焼いているかはわかりかねますが、もしかしたら授業中に他の児童の学びを阻害する行動があるのかもしてません。
      貴方がご子息を受け入れてほしいと願うのと同様に、他の児童の親は、落ち着いて学べる環境、心穏やかに生活できる環境を願っていることでしょう。
      担任は、どちらの願いも叶えてあげたいと奮闘しているからこそ「いっぱいいっぱい」なのではないでしょうか?
      親として、学校でのご子息の様子を見に行くことは当然です。本人の家庭以外での様子を観察できますし、それが他者にどのように作用しているかも客観視できるはずです。
      障害児に限らず、ひとりの児童はその他大勢の児童に少なからず影響を与える存在です。それがどんな影響なのかを見極め、時に正すことは、親として当然の責務と考えます。
      特支への転籍を急ぐことはありません。一度学校に行って、ご子息の様子をご覧になり、ご決断されてはいかがですか?

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