2017.09.29

学校の過保護に慣れてきてしまった

今日もこんなブログにアクセスして下さり、誠にありがとうございます。

 

息子は現在、特別支援学校高等部2年生

1年半後の進路選択に向けて、企業実習が始まっている。

私にとっても、何もかも初めての経験だった。

 

学校の手厚さ(悪い言葉を使うと“過保護”なのかもしれないが…)に驚きの連続であ~る!

 

書類をこんなにそろえてくれる!

実習後の企業へのお礼状の文例まで配られた!


(拝啓の後は季節の挨拶を書くのが通常なので、ちょっと例文としては誤りかな…そこはスルーしよう)

 

■手順

実習期間は1週間

手順としてはこんな感じ

 

①実習前に企業の人事担当者との面談がある。面談日は進路担当の教員、担任が面談に同席してくれる

 

②通勤練習がある

 

③実習初日は担任が息子を同行し、企業に再び「当校の生徒の立石を本日から宜しくお願いします」と挨拶にいく

 

④実習期間中、担任が企業に行き「ちゃんと仕事をしているか」巡回する

 

⑤最終日、反省会。実習の振り返りに保護者、教員も同席する

 

基本、親が同席しなくてはならないのは⑤のみ

(もちろん、自治体により手厚さは異なるし、地域に障害者雇用をしている企業がなければ、これらは叶わないのだが…)

 

こちらは通勤練習の風景

車内が混んでいるときは、リュックを前に持つべし~!


 

 

■あくまでも体験

自身に「息子を企業就労させたいのか?」と問うてみる。

 

進路先は様々あるのに「何が何でも障害者法定雇用率による企業への一般就労!それも名のある大企業!」にこだわって、エキサイトしている親がいる。

 

小学校入学時、我が子に知的障害があるの「何が何でも通常学級!」とこだわる親ととても似ている。

息子は知的障害が軽いわけではない。

だから、「自分の能力に合わないところに就労させて、苦労させたくない」という思いがある。

 

健常の子どもだって高校卒業して直ぐに就職する子もいるが、専門学校や大学に進み21歳くらいで社会に出る。

 

障害があるのだから、高等部を卒業したら企業ではなく“就労移行支援事業所”で、社会にでるための練習を後2年させたい気持ちがある。

だから、今回の企業実習はあくまでも体験なのである。

 

 

■面談で

さて、実習前の面談日

人事担当者が息子に

「9時15分には会社に来てください。よろしいですか」と念押しした。

すると息子は「よろしいです」と答えた。

「ああ、相変わらず日本語になってないな…」と思った。

 

しかし!

オウム返しに「よろしいですか」と言わずに、「よろしいです」と「です」付けたのは、昔に比べたら大いなる成長である。それなりに頑張っているな~

(小学校時代はほとんど喋りませんでしたから ↓)

 

■まとめ

特別支援教育を受けるということは、学校側がこれだけサポートしてくれるメリットがある。

 

知的障害があるのに「何が何でも通常学級」とこだわるお母さん達…

療育手帳を取ることに対して「障害者のレッテルが貼られるのは嫌だ」と見栄、プライドに凝り固まっているお母さん達…

長い人生でサポートが必要な子どもなのです。よく考えてください~!

 

もうすぐ、”就学時健診”の時期ですが、子どもに必要な支援を得られる学校選びを是非してください。

 

子どもの状態を無視して、親の希望をごり押ししないようにしてください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(6)

  1. kyonta より:

    本当にそうですよね。
    結局は、その親自身が「自分かわいさに」そのような気持ちになっており、実際に行動がとれないってことですよね。
    子ども自身は何かしらのストレスを感じているのに。

    親としてはそれを軽減させようとがんばっているのでしょうが、そもそも「健常にさせよう」と必死こいてがんばってる時点で視点がまったく違っており、子どもを苦痛の境地においやってますね。
    本末転倒とはこのことかと。

    親は世間体も気にしちゃうし、自分の気持ちも優先してしまう・・からでしょうね。
    つらいところでしょう。

    だけども、
    何のために、誰のためにその行動をとるのかと考えつつ、障害をかかえた子どもがこの人生を生きる上での苦悩はできる限り軽減させてやるとハラくくってかかればいいのですけどね。

    なかなかそこまで思考の切り替えが難しいのかもしれません。

    • 立石美津子 より:

      本当にそうですよねー。子どもの幸せは健常児になることではないことが、健常児である親は理解がなかなか出来ないのですね〜〜。
      立石美津子

  2. ちぃまま より:

    現在、小6の知的障害の子供を持つものです。

    私も小学校1年から3年夏休みまで(診断が下らないことも理由にはありましたが)子供を通常級に通わせ、母子共に苦しい思いをしました。

    小3年夏休み以降、支援級に移って感じたのは「私は何をこだわっていたんだ! もっと早く支援級に移るべきだった!」ということでした。
    子供も自分のペースで過ごせ、私もママ友ができ、色んな話ができるようになり、苦しかった小学校生活が一変しました。

    就職もそうですね。
    今回のブログで気付かされました。
    いつも有益な内容をありがとうございます。

    • 立石美津子 より:

      ちぃまま様

      ブログ読んでくださり有難うございます。渦中にいるとわからないもの、後になって「あのとき、もっとこうしておけば良かった」と反省したり悔やむことは多々ありますよね。ちぃまま様のご経験を是非、幼い発達に課題を持って悩んでおられる方に伝えてくださいませ。ここに書いて下さったことだけでも気づきのある方も多いと思います。ありがとうごさいました。

      でも3年生で支援級に移ってよかったですね。幸せでいられる環境でお子様は今幸せだと思います~!

  3. 匿名 より:

    初めまして!
    うちの娘も支援学校高等部2年生で先月作業所の実習を終えたところです
    娘は生活介護でお世話になる予定ですが三日間担任が付きっきりでの実習でした
    担任がいたからこそ何をすれば良いのか暇をもて余すことなく終えられましたが
    担任がいなかったら自由過ぎて放ったらかしになっていたかもしれません

    私はついこの前まで「娘よりも長生きする!150歳まで生きるから娘の心配なんか全く無い」と言い放ってました(笑)
    だから今更、就労に関しても親なき後に関しても焦ってます
    担任も煽ってくるのでしんどいくらいです
    そこで見付けたこちらの立石さんのブログ
    まだ全然読めていないのですが
    なんだかとっても楽しそう♪なので気持ちが楽になりました
    ありがとうございます

    • 立石美津子 より:

      特別支援教育を受けられることは幸せなことですよね〜〜(^○^)コメントありがとうございました(^○^)

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