2017.12.08

嫌な思い出、泣き部屋とは

今日もこんなブログにアクセスしてくださり、誠にありがとうございます!

 

「お子さんを育ててきて、一番つらかったことは何ですか?」と聞かれたら?

 

それは…

 

「自閉症が何なんだ!それを言い訳にするな!親だったらもっと躾けろ!」と怒鳴られたこと

 

仮に私が結婚していたと仮定した場合、理解のない夫、姑からこれを言われるのは嫁としては辛いものがあるが、私はシングルなのでそれはない。

 

でも、見知らぬ人からこれを言われるのも、たまったもんじゃあない!

その時はさすがの私も泣いた。

  

■泣き部屋

息子も私もカトリックの洗礼を受けていて、日曜日は教会に出かける。

 

小さな子であっても、大人と同じ場所にいることが自然なこととされていて、大きなお御堂だけの教会も多くあるなか、

 

私が通う教会には、ぐずる子がミサ中に過ごす場所として「泣き部屋」という部屋がある。(奥の右側に見える小さな部屋)
 

これがあることで、乳幼児を連れの親も「周りへの迷惑」を気にすることなく教会に足を運ぶことが出来る。

 

”子どもを隔離すること”について賛否あるが、子どもが嫌いな大人もいるので、必要な部屋だと思っている。

  

■パターン化

小学生になるとたいていの子どもはこの泣き部屋から卒業して、大人と一緒の大きな部屋に行く。

 

息子は学校では退屈な授業でも、椅子にじっと座っていられるので、大きな部屋に行ったとしても、決して騒ぐことはないのだが…

 

17歳になってもここに留まっている。ここにいることがパターン化してしまったからだ。

(↓ 泣き部屋でお祈りしている)

そして、他のちびっこと一緒に、泣き部屋で過ごしている。 

■7歳の頃

10年前の出来事。私達親子は泣き部屋にいた。息子は小学1年生。しばらくして、ある親子が入ってきた。

 

その親の子は3歳くらいなのだが、とてもお利口な子で静かにしていた。そんな中、息子は奇声を上げ、泣き部屋の中を走り回った。

 

するとその親から「どうして叱らないんだ!ちゃんと躾をしないんだ!」と怒鳴られた。

 

私が「うちの子は自閉症で、じっとしていられないんです」と答えると「それがなんだ!障害を口実にするな!」と更に言われた。

 

私は居てもたってもいられなくなり、息子を連れて泣き部屋から出て、家に帰った。

 

そして、小学生になっても泣き部屋にいる息子に対して情けなくなり、思い切り叩いてしまった。虐待!

 

■私の感覚麻痺

療育に通い、障害者ママ達のコミュニティの中にどっぷりつかっていたり、特別支援学級や特別支援学校に通ったりしていると、「世の中の人は“自閉症”というフレーズを出せば『これこれこういう特性があるのね』と理解しくれるだろう」と錯覚してしまう。

  

でも、そうではなかったのだ!

 

自閉症はダウン症児のように「顔を見ただけでわかる」障害ではないから、黙っていも理解されない。だから、ヘルプマークを付けて出かけるようにしている。

 

でも、この札の意味を知っている人が何パーセントいるのか?またまた不安である。 

 ■怒鳴られたときの解決策

さて、こんな風に理不尽な思いをしたときはどうすれば良いのか?

 

・見知らぬ人、例えばバスや電車で怒鳴られても、「もうこの人とは一生会うことはないんだから」とスルーする。

 

・電車の車両を移動したり、バスだったら次の停留所で下りて、怒鳴られる環境から緊急避難する。

 

ストレスを少しでも無くす工夫をすることが、これからも続く子育てをする上で重要だ。

  

■まとめ

障害のある子を育てていると謝ってばかりの日常になる。

 

一日も早く「自閉症です」「発達障害です」と言うだけで「ああ、だからなのね」と温かい目で見守ってくれる人が多くなることを願っている。

 

しんどい思いをするママが少しでも減るように、そんな思いで日々、健常児のママ達や幼稚園、保育園の職員に講演して回る日々が続いている。

(講演依頼はこちら ↓)
tateishi-mitsuko.com/contact/index.html

最後までお読みくださりありがとうございました。

また来週金曜日、寄ってくださいね~ 

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カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(6)

  1. 成田昌俊 より:

    立石さんの寛容さと忍耐力。頭が下がります。無知、無理解正面と正面から向き合っていること、尊敬です。

  2. 立石美津子 より:

    ありがとうございます。そうぜざるを得ない状況でした~

  3. 匿名 より:

    なにもかも、自閉症だといえば、理解してもらえるというのは、無理があります。
    待機の部屋なら、なんでもOKではないのかな。
    走り回って、奇声。
    調子が悪い時は、やっぱ、失礼するのが無難かな?とは思いますね。
    私もたまに、そういう方に出会うことがあり、きっと、そうだろうとは思っても、息子をつれてると、息子に何かされないようにと思います。
    その方も子供をつれていると、自分の子に何かされたらこわいとの気持ちはあったとは思います。他のお子さんがいるとき、激しい動きや声が伴う場合は周りへの配慮するのが自然なのかな。
    私もついつい、もう少しいれるだろうとか、思ってても、見る人によっては批判されることもある。
    それから守るのもまた、幼い頃は致し方なし。そう思います。

  4. 立石美津子 より:

    コメントありがとうございます。泣き部屋と言う名称で実際その部屋は言われていて、多少のことは許されてはいたのです(少しでもじっとしていられる子どもはこの部屋を出て、大きな聖堂で祈ります)しかし、相手の方の許容範囲ではなかったのかもしれませんね~その配慮も必要でした。ただその時は本当に泣いて出ていくしかなかったです。

  5. とも母 より:

    本人が1番苦労しているのに、最後はその事態に対しては謝らなければいけない現実。家の息子の過去ともだぶりました。小学校の頃ですが授業参観で、なぜか前の席の子の頭をぽんぽんたたく息子。何回も続いたところに相手の父親が止めろと授業中、直接息子に注意。何か理由はあったのだろうが、私にも理由はどうであれ悪いことは悪いと教えろ!とみなさんの前で言われてしまいました。その子の母親は事情があってとご主人の耳元で囁いていましたが。いろいろな意味で理解をしてもらうのは難しいと以前お世話になった先生も言っていました。理解までは難しくても、いろいろな苦労があり毎日エネルギーを予想以上に使っているのは知って欲しいです。私も我慢強いと言われますが
    立石さんの御経験と発信が視野を広めさせてもらえています。

  6. 立石美津子 より:

    授業参加の様子目に浮かび。哀しくなります。よく分かります( ; ; )

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