2018.03.02

励ましの言葉が相手を傷つける

今日もこんなブログにアクセスしてくださり、誠にありがとうございます!

ママ友の子どもが障害児だった場合「どう接したらよいかわからない」と悩む人も多いだろう。

私が言われて嫌なことをまとめた。

※ただし、あくまでも「私が」ということ。他の障害児ママが同じとは限りませんのでご了承ください。  

 

言われて不快だったこと

  • ●病気・症状

「病気、治るんでしょ」

自閉症は病気ではなく、生まれつきの脳の障害なのに「病気」とか「症状」と言われると嫌な気分になった。

 

病気という言葉は「治療すれば治る」というニュアンスが含まれる。療育訓練により、多少社会性は付くかもしれないが、根っこは変わらない。

それどころか、健常児に近づける療育は二次障害を起こす!

(発達ナビ記事「療育はほどほどに」↓)
h-navi.jp/column/article/35026805/preview

小学生になっても高校生になっても、お爺さんになってもお婆さんになっても自閉症として生きて行き、墓石の下に眠っても自閉症だ。

 

「障害」「特性」と言ってほしい。

 

●必ず伸びる

幼稚園、保育園の先生や療育スタッフからの「必ず伸びる!成長する!」の励まし

これで元気になる人もいるが、反対に今の子どもの状態をますます受け入れなくなる人もいる。

「出来ない子どもであっても、今のあるがままの我が子を受け入れる」これが理想である。

だから「今は伸びていない」的なニュアンスを含む言葉をかけないでほしい。

 

●個性の一つ

個性や性格ではなく脳の障害。アレルギーのように持って生まれた体質のようなもので、後から形成されたものではない。

「激しいパニック」「強いこだわり」など、これは絶対に個性ではない!

発達ナビ記事 【個性か障害か?】
h-navi.jp/column/article/35026064

  • ●子どもなんてみんなそんなものよ、心配し過ぎ

動きが異常に激しく、目を離した隙にしょっちゅう迷子になる。「もしかしたら注意欠如/多動性障害(AD/HD)じゃあないかしら?」と不安がよぎり先輩ママに相談した人がいた。

 

ると「子どもなんてみんなそんなものよ。うちの子の場合は幼い頃…」と延々と聞かされ、話を持って行かれ、更に「子どもの世話をしてあげられる今が花なのよ」と言われた 。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

でも、後に専門機関に連れて行ったら「発達障害の疑いがあります」と言われ「相談した相手が良くなかった、無駄な遠回りをした」と思った友人であった。

 

 大器晩成型

それ言われても安心出来ず、苦しいばかり。今、この瞬間がしんど過ぎるのだ!

「このまま大きくなったら一体どうなっちゃうんだろう」とお先真っ暗に感じて無理心中する事件も起こっている。

図1

神様が下さった天使なのよ

「子どもはママを選んで生まれてくるんだよ」「きちんと育てられる人のところにやってくる神様から与えられた天使なんだよ」の応援メッセージ

 

でも、心の中で「綺麗事を言わないでよ。神様に選ばれたくなんかなかったわよ!」と言い返した。

 

それから「虐待する親元に生まれた子も親を選んできたわけ?」と思ってしまった。「子どもは親を選べない」これが真実だ。

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それから、障害児を差して「こういう子たちは優しくて天使のようだ」「ピュアだよね」と言う人がいるが、そんな限定されたものではなく、意地悪な人、性格が穏やかな人、頑固な人もいる。だって1人の人間だから。

 

  • ●才能あるでしょ

「自閉症児は秘めた才能がある」と思われている風潮

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でも、自閉症で画家、ピアニストになる人は一握りの人達

 

「才能生かして将来の仕事につなげて」と何度も言われると「才能を見つけて伸ばさないとダメな母親なんだ」「今から職業のことまで考えないとダメなんだ」と思ってしまう。

 

中には療育のハシゴをして”才能の温泉堀り”に必死になり、子どもを追い詰める人も出てくるので要注意だ!

 

ママサイトのネット記事にも書かせて頂きました!

conobie.jp/article/5151

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  • ●障害名で表現する

特に発達に問題のない子の親が、自分の子どもが元気で好奇心旺盛なのを見て「うちの子は多動ちゃんだから」とおちゃらけて言っているのは不快だった。

 

●家族の絆が深まる

障害児が生まれて絆が深まる家族もいるが、シングル率が高いのも事実である。

姑が「こんな子を産んで」と嫁を責めたり、一家がバラバラになり夫婦間に深い溝が出来ることの方が多い気がする。

 

  • ●障害児ママは人格者

「障害児を育てているママは立派な人」というイメージ。そんなことない!少し派手にしていると変な目で見られるのも?である。

 

■嬉しかったこと

  • ●自然に協力してくれる

私が公衆トイレに行っている間、「見ててあげるね」とか、買い物をしている間「ゆっくり商品選んできていいよ」と僅かな時間でも息子の面倒を見てくれた。

 

  • ●好みの物をくれた

誕生日に本人が強い関心がある世界地図パズル、時刻表をくれた人がいた。

図48図49

  • ●座席

ファミレスやバスに乗ったとき、息子が席を立とうとしても脱走できないように、奥の席を譲ってくれた。

 

  • ●腫れ物

腫れ物に触るように障害の話題を避けたりしないで「この間、テレビでこんなことやっていたよ」とか「知り合いにこんな子がいて、こんな施設に通っているんだって」と分け隔てなく友達として話題に出してくれた。

 

  • ●呼捨て

親しいママ友や放課後ディのスタッフが息子のことを呼び捨てにする。「一緒に育ててくれている」感じがして、私は何だか嬉しいのだ。

  

■まとめ

以上、私が言われて嫌だったこと、嬉しかったことでした。

 

また来週金曜日、寄ってくださいね~ 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(5)

  1. Kママ より:

    初めまして。二児の母ですが子どもたちは二人とも自閉症です。上の子は知的に重く多動、他害、こだわりからのパニックが強いです。幼稚園でも自分の思い通りにならないと暴れてしまい何度か他の子に噛み付いてしまうことも。障がいを受け入れるまで毎晩泣いて、息子にとって私が母親じゃない方が幸せだったんじゃないかという葛藤もありました。やっと療育に通って少しずつ自閉症を受け入れられましたが比べる病は今でも私の中にも時々現れます。比べたらキリが無いのは分かっていても保育参観で製作中、息子だけパニックで暴れたり叫んでいる姿を見て「普通の子だったら保育参観も楽しく見れるんだろうな」と比べてしまいます。そんな時にこのブログを見つけ、障がい児をもつ親の気持ちやアドバイスを発信されている姿に涙が出てきました。大変な思いをしているのは自分だけじゃないのだと。発達障がいのことは昔より知られるようになってきたものの、やはり知識があっても理解に繋がる社会には道のりが長いのかなと(知識が豊富な教育関係者や医療従事者でも心ない言葉を言う方がいました)
    なので自分もいつか経験してきたことを発達障がい児の育児に悩む保護者の助けになるような人間になりたいです。

  2. 立石美津子 より:

    上のお子さんは重度なのですね。きっと大変なことも毎日あり、これからも続くかもしれませんね。

    うちは知能指数は37なので中度、愛の手帳は3度です。でも幼児期は自傷がひどくパニックで階下への騒音問題で引っ越すことになり大変でした。

    私とは比べ物にならないくらいのご苦労がおありかと思いますが、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

  3. かおり より:

    確かに全てその通りだと思いました!
    私たちの生活なんて知りもしないのに、とりあえずT^T大変だねー。』『すごいねー、頑張ってるねー』って言う人。『私だったら無理ー』なんて言われた日には、私だって無理だよ!だからって捨てるわけにいかんでしょ!って思ってしまいます。「育てれる人だから選ばれたんだねー」なんて最悪です。

    支援学校の小学部に通ってますが、就学前はそれはもうなんで支援級行かせないんだ!ってまわりの人や実親にまで非難されて気持ちがボロボロでした。支援学校って親世代は昔の養護学校のイメージでやはり抵抗があるようで…。親が我が子の成長諦めてどうするんだ…って。

    でも今のところ、支援学校に行かせて我が子に合った成長を遂げてると思います!

  4. 立石美津子 より:

    かおりさん

    うちも小学校1.2年は支援学校に行かせました。(途中から支援級に転校しましたけれど‥)支援学校は完全個別対応なので、きめ細かく、色んなことが出来るようになりますよね。

    今の祖父母の時代は「自閉症は愛情不足」などと言われていたので、なかなか理解してもらうことは難しいと思います。だからスルースルーしましょう。

  5. 匿名 より:

    Yahoo!ニュースに掲載された「女湯に6歳くらいの男の」云々の記事を読みました。
    そちらに「シングルマザーで小学生の男子を女湯に入れるな」と書いてありますが、なぜ「シングルマザーの連れた男子」だけなんでしょうか。
    シングルでない人が単独で連れた男児はいいのでしょうか。
    その見分けなど他人には見えない以上、この書き方はシングルマザーとして子供に楽しい時間を与えたいと切に思って行動している人を大いに傷つけ、排除する言葉遣いだとは思いませんか。
    もし単純に異性の子供の入浴を遠慮させるよう促すのであれば、その例えに「シングルマザー」であることは必要だと思えません。
    そしてこれこそ例えばですが、シングルマザーにとっては、同性であれ異性であれ子供を守らなければならないという責任感は言葉以上に強く、そんな中小学生に上がったばかりのような子供を、裸の人間ばかりの中に1人だけ行かせるというのは必要以上に怖いものです。
    もし変質者に目をつけられたら?楽しい時間のはずが、シングルマザーの連れた異性の子供だからという理由でひとり入浴させたがために万が一のことがあったら?
    そして、シングルマザーが連れた男児は「三助のサポートがあったらいいのにね」と、現在ありもしないサービスまでもわざわざ引き合いに出して、結果シングルマザーは公衆浴場に出入り不可能だと結論付けるようなことまで書いてあり、非常にショックを受けています。

    もし真意がそこにあるわけではなく、シングルマザーだけを標的にしたわけではないのであれば、「全ての異性の子供を連れた親は、同性が確保できないなら来るべきではない」と結論づけられるように訂正すべきです。

    あなたのことも、あなたの子供のこともよく存じ上げませんが、発達障害のお子さんを単純に年齢だけで出入り禁止にされたとして何も思わないですか?
    体の大きさで勘違いされてしまう、などとの下りもあるあたり、それはあなたのお子さんをかばうだけのための発言では?
    あなたの発達障害の子供は、例えば10歳男子であっても必要な時は女湯で許されてほしい、だけどシングルマザーの6歳男子は無条件でNG、という発言、本当に理解ができません。

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