2018.07.20

1人遊びをしていていい。応援団になって見守ろう!

今日もこんなブログにアクセスして下さり、誠にありがとうございます!

 

親になると“比べる病”を発症し「お友達と同じことが出来るようになってほしい」と願うもの


健常者である親が自閉症の子を産んだ場合、我が子であってもその世界を共感してやることが、なかなか出来ない。

 

■石ころの方が楽しいのに、お母さんは人間を強要する!

公園に連れていってもお友達と一切交わろうとせず、地面の石ころや葉っぱを並べている我が子を見て…

「お友達と一緒に遊んだ方が楽しいに決まっている!」と健常者の脳を持った親は考えてしまう。

 

そして、「お友達と遊びなさい!」とつい言いたくなる。

 

けれども

自閉症の子どもにとっては”余計なお世話”なのである。

 

どうしてかというと、“一人遊び”が大好きで、更に他の子どもと関わることがストレスになる”からだ。

 

更に分析してみると…

石ころや葉っぱは自分の思った通り並べると、その位置で留まってくれているが人間の場合、予測もつかない行為を自分にしてくることがある。

 

だから、“想像力の障害”がある自閉症の子には不安材料となるだけだ。

 

自閉症児が数字や地図や時刻表などカタログ的なものに執着するのも、そういった理由があるからだと思う。

 

 

■保育園で友達と同じことをしない息子を見て焦った

今から16年前、息子が保育園時代の写真

園の発表会。他の子ども達が同じ帽子をかぶって合唱しているのに、息子は後ろに座り込んで本を読んでいた。

 

悲しい気持ちになった。他の保護者の手前、とても恥ずかしい気持ちにもなった。

 

そして周りのママ達が我が子に向かって写真を撮っているのをみて、私も写真を撮った。

 

発表会後、集団行動がとれない息子を「どうしてお友達と並んで合唱をしないの!」と責めた。

 

■自身が当事者であるママに見せた

当時、梅が丘病院の療育に通わせていた。

そこで知り合ったママが我が子が自閉症であると同時に“自身がアスペルガー症候群の診断を受けている人”だった。

 

その人にこの写真を見せたら、前列の子ども達を指さして、「この子たち不思議ねえ。どうして同じ帽子をかぶって歌っているのかしら?後ろで本読んでいる方が楽しいのにね」と息子の気持ちをわかったように言うのだ!

 

このことがあってから「私は健常者の目線でしか息子の世界を見ていない母だったのだ」と思うようになった。

 

 

■世界の半数以上が手食文化

不器用な息子は、4歳になってもスプーンやフォーク等の道具を使いこなせず、食事を手づかみで食べていた。そんな些末なことでも私は「お先真っ暗、この世の終わり」のように感じ、ひどく悩んでいた。

 

そこで、あるママに相談した。

すると衝撃の答え!

 

「立石さん、世界の半数以上の国が手食文化だってこと知ってる? 神聖な食べものは、道具を使うのではなく、手で食べるほうがよしとされる国もあるのよ。

 

手さえ綺麗に洗っておけば、手で食べても問題ないんじゃない?大きくなって手づかみしている自閉症の人も少ないから、息子さんだって何年かすれば、道具を使えるようになるかもしれないし…」

 

■応援団長

親はつい「友達と一緒にいる方が楽しいだろう」「周りと同じ行動をすることが良いことだ」と思い、一人遊びをしていると「そんなことしていないで、皆と一緒に遊びなさい!」と背中を押したくなる。

 

でも、本人は「友達と遊びたくない」のだ。

 

親は子ども側に寄り添う応援団長になって「お友達と遊ばなくてもよい」「お友達のようになる必要もない」「そのままのあなたでいい」という姿勢を示してあげてほしいと思う。

 

「出来ないあなたは決して認めない」という姿勢を見せるのではなく、どんな子であっても「お母さんはあなたのことが大好きです」というメッセージを幼い頃から与え続けること。

 

それから、障害を身内親戚に隠しているのも「この子の存在を恥ずかしいと思っている」心の現れだと思う。

 

そんな親の姿を見て、子どもは「お母さんは、僕のこと”恥ずかしい存在”と思っているんだ」と感じている。

 

そんなの悲しい…

カミングアウト!カミングアウト!

こうしてこそ「親も子も幸せになれる」と思うのでありました。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

また、金曜日寄ってくださいね!

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カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(11)

  1. 匿名 より:

    親の方が、ママ友組織での居場所を確保したいんですよね。
    負けたくないとか〜
    何に?って話ですね。

  2. 立石美津子 より:

    そうかもしれませんね~。

  3. バース より:

    先生のご子息と今年夏の甲子園に出場する高校球児は同い年ですよね。テレビで同年代の活躍が撮されると、どうにもこうにも比べてしまいませんか?

  4. 立石美津子 より:

    6歳までは比べてばかりいて一喜一憂していましたが、小学校に入ってからは一切比べることはなくなりました。だから野球を見ても比べないですよ。

    本にも比べていた頃のことは書きました~!

  5. ばあば より:

    はじめまして。子供も親も幸せになる発達障害の子の育て方の本を購入し読ませていただきました。
    現在5歳、年長の保育園児、知能の遅れのある自閉症の男の子の孫を持つばあばです。
    孫が自閉症と診断された時より数冊の本を読ませていただきましたが、一番わかりやすく、共感しやすくとても参考になりました。
    健常児と一緒に普通の(幸いとても理解と愛情を注いでいただいておりとても良い保育園です)保育園に通いながら療育に通い来年からの支援学級と支援学校を見学に行き進路を考えているところです。本を読みながらやはり娘や私たちの考えはこれでいいんだなと思いました。
    先のことを考えると心配なことばかりですが、一番大事なのは孫が孫らしく生き生きと過ごせる所に行かせたいと思い支援学校を選択しようと思っております。
    手帳も取得しておりますが、父親のみまだ障害を受け入れられず支援学校を嫌っております。
    この本を読んで考えてもらえたらと思い娘に渡そうと思っております。
    専門家の方が書かれた本より私はこの本が一番すっと心に響いて時々笑ったりしながら読ませていただきました。一言お礼を申し上げたくコメントさせていただきました。
    ありがとうございました。

  6. 立石美津子 より:

    こちらこそありがとうございます。本を書いて良かったです。ブログもまた寄って下さいねーありがとうございました(^○^)

  7. ばあば より:

    お返事ありがとうございます。
    はい。なんせばあばですのでブログのやり方などもよくわかっておりませんもので長々と失礼いたしました。
    またぜひ覗かせていただきます。

  8. 立石美津子 より:

    ばあばさま

    私は56歳です(^○^)もしかして、ばあばと同じくらいかもしれませんね(^○^)

    ブログ悪戦苦闘しながら取り組んでいます(^○^)

  9. ばあば より:

    え?そうなんですか?
    すごいびっくりです。私は57歳です(笑)
    悪戦苦闘されてるようには見えませんよ。
    素敵なご縁に感謝します。
    今娘の悩みは孫のオムツ外しです。
    おしっこはトイレでするのですが、排便のみどうしてもトイレでするのが嫌なようで色々やってみてもダメなので娘は諦めてオムツをさせテーブルの下などに隠れてやってます。たまたま成功して二、三度トイレでしたことはあるんですけどね。幸い早生まれで体も小さいので何とかオムツはまだ大丈夫ですが、どうしたらよいものか思案中です。

  10. 立石美津子 より:

    やっぱり!歳は同じくらいですね。大便をオムツでするのがパターン化しているのかもしれませんね。

    しばらくオムツでよいのではないでしょうか。ずっとではない気もしますが。すみません。専門家でもないのに。こちらこそご縁に感謝です~!

  11. ばあば より:

    お忙しい中お返事いただきありがとうございます。
    そうですよね!何でも無理強いはダメですね。
    今は健常児の中で毎日いっぱい頑張ってるのですからね。お家はオアシスでなければダメですね。
    これから色々困難もあると思いますが、親としてばあばとして一緒に成長していけたらと思います。
    ありがとうございました。またコメントさせていただきます。

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