2018.08.10

運動会で足をひっぱる!「あいつが入ると負ける」と言われた

今日もこんなブログにアクセスして下さり、誠にありがとうございます!

 

健常児にとって、障害のある子と共にいる時間は…“思いやりや優しさを育てる”ことに繋がることもあるが、そうでないことも多々起こる。

 

■足は速いが競う気持ちがない

小学校4年生の運動会での出来事。息子は特別支援学級に在籍していた。

 

競技種目には、リレーなど通常学級と混ざって行う競技もあった。

 

息子は逃げ足がとても速い。スーパーに連れていけば、忍者が瞬間移動するかの如く、一瞬にして、どこかへ消えて行方不明になっていた。

 

でも、他人に関心がなく、競う気持ちがあまりない。

 

だから、リレーの場面でも、どんなにお尻を叩いても背中を押しても、全力疾走はしないで、小走りするという感じだった。

 

■耳にした言葉

さて、いよいよ出番が近づいてきた。私は写真を撮ろうと入場門に近寄った。すると、通常学級の子どもが「ちぇっ、あいつが入ってきたぜ。俺達、負けるな」と囁いているのを耳にした。

 

普段の学校生活の中では、休み時間に仲良くしてくれる子ども達だったが、年に一度の「ここ一番を決めるぞ!」という運動会では「優勝したい!」と思うのは当然の気持ちだろう。

 

息子は邪魔な存在だったのだ!

 

私が「○○(息子の名前)が足を引っ張ってしまうことになりごめんね……」と謝ると、子ども達はばつが悪そうな顔をした。

 

それが余計に嫌だった。

 

騎馬戦の時も参加メンバーには加わっていながら、この写真のように“ただそこに突っ立っているだけ”で、他の子を持ち上げようとはしない状態

(6年生の写真)

 

■担任の先生にお願いした

翌年の競技決めのとき、担任に運動会で耳にしたことを話し、「うちの子は、個人だけで勝ち負けが決まる徒競走などの個人競技だけに参加させてください。団体競技で足を引っ張って、いじめにつながっても嫌なので」とお願いした。

 

けれども、担任は「通常学級の子ども達との交わりは、立石君にとってもよい経験になりますし、他の児童にも思いやりの心が育ちますから」と言われてしまった。

 

だから、それ以上、担任に「実際には通常学級の子は嫌がってるじゃないか!」とは言い返せなかった。

 

■息子はというと

息子は、普段の学校生活とは違う行事の運動会には、「できれば参加しないで家にいたい」と思っている様子。それでも渋々参加していた。

 

だから、騎馬戦でそこに突っ立っているだけでも「運動会に欠席しないで、騎馬戦で、定位置にいて頑張っているね」と評価してやった。

 

■何もかも一緒がいいのか?

発達ナビのコラムに書いたが、息子は特別支援学級が併設されていない隣の公立小学校の生徒から、苛めを受けていた。

 

【過去記事「優しい子ども」はどう育つ?いじめで気づいた理想の教育環境とは

h-navi.jp/column/article/525

 

息子が通う学校では、こんなことがあった運動会後も休み時間になれば「立石君、一緒に遊ぼう」と教室まで迎えに来てくれる優しい通常学級の子ども達がたくさんいた。

 

だから、障害のある子が自然に周りにいることは、人間形成の上でとても良いことだと思う。

 

でも~

「何もかも一緒にさせる」ことが良いことだと私には思えない。

 

健常児と障害児がともに学ぶ環境は、プラス面・マイナス面があると感じているのでありました。

皆さんはどう思いますか?

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。また、金曜日寄ってくださいね。

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カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(26)

  1. ちゃーきー より:

    上の子は健常、下の子が自閉症スペクトラムで支援級におります。
    長文になりそうです、すみません。

    上の子の部活で、ある1人の同級生がふらっと居なくなる、協力してやることを手伝わない、言っても無言で無視される、などで困ってると息子が話していました。
    少し経ったある日、その子のお母さんから、うちの子を含めた同級生にいじめられていると連絡が。
    無視された、体育館に鍵をかけられたなど。びっくりしました。

    息子には、相手が誰であれやっていい事悪いことがあると諭し、本人もとても反省しています。
    学校にて謝罪し、その子も部活を続けることになりました。

    その際、その子は支援級在籍の子だと言う事を初めて知りました。
    先生方は、それらの行動が特性から来るものであることは理解していたと思います。
    しかし何も知らない息子たちは、正義感を持つがゆえにその子を許せない気持ちになっていたようです。

    その子のお母さんは、謝罪の際に「お互いに子供ですから、これをいい機会として人間関係を勉強してくれればいいですね」と言っていらっしゃいました。
    なんか少しもやもやしました。

    いままで、障害特性は親や先生が理解していればいい、迷惑かけるかもしれないけど、大目に見てくれ、うちの子自閉症スペクトラムだから、とどこかで思っていました。
    けれども、ただ理解を求めるだけなら、それは傲慢な考えなのかも知れないと感じた出来事でした。

  2. 立石美津子 より:

    ちゃーきーさん

    何ともやりきれない出来事ですね。
    大人でさえ自分ではない相手のことを理解するのは難しいので、子どもとなればなおさらです。

    しっかり教育をしなければならないと私も感じました。一緒にいれば自然と理解するわけではないのですね

  3. たけのこさん より:

    行動が悪いと、場合によっては視界に入るだけでも、嫌なことを言われます。
    一緒にできない理由も色々ですよね。
    集団参加できないと、それだけでも、批判の対象になりがちです。
    そして、就学先、あってるのかな?というふうにも思う。
    かといって、支援級の子だけあつめて、運動会で競技させるのも、見世物的でいやですよね。
    支援の子との交流で普通の子に優しい気持ちが育つ場合もあるかもしれないが、行動の悪い子の場合は、バカにされ嫌われることが多いと思います。

  4. 立石美津子 より:

    たけのこさん

    本当にそうですよね。通常級の子には思いやりも育つこともあり、排除の気持ちも育つこともあり。。。

    本文には書きませんでしたが、私の本音としては、障害児の子には健常児の子と一緒にいてもあまり良い影響は受けないと思います。いじめの方が実際多いので。。。

    それに息子はあまり他人に関心がないので。。。

  5. ぴあの より:

    これ、友達同士でなく、兄弟でもいえることですよね?障害児の兄弟は優しくなる?
    色んな環境や障害の状況により色々あり、全てがそうだとは言えません。障害児に目が行き、寂しさのあまり行動する子。親の期待を一身に受け、潰れそうな子。兄弟に障害児がいる事を必死に隠そうとする子、様々です。何事もですが一概には言えませんよね?

  6. 立石美津子 より:

    ぴあの様

    そうですよね。実態は綺麗事ばかりでは決してありません。兄弟児は我慢させられることもとても多いので、そのケアもまた必要なんだと思います。

  7. 匿名希望 より:

    たけのこ様へ                それではパラリンピックはただの見世物ですか?  

  8. 匿名 より:

    これって障害児や健常児関係ないですよね。
    通常級でも足を引っ張る子が居ると出てくる事だと思います。

    あと
    >私が「○○(息子の名前)が足を引っ張ってしまうことになりごめんね……」と謝ると、子ども達はばつが悪そうな顔をした。

    これが余計に嫌だったと書いてますが、先生はどんな反応を期待したというか良かったと思ってらっしゃいますか?

  9. 匿名希望 より:

    なんで子供達の問題に親であるあなたがしゃしゃり出るのですか?小6の健常者なら自分達だけで解決する思考能力は十分宿っています。あなた結局は障害児の母である事に負い目があるのでは。

  10. 立石美津子 より:

    感じたことを書いたまでです。

    私に気を使ってバツの悪そうな顔をする健常クラスの子に、そこまで察する能力があることに羨ましい気持ちがあったのかもしれません。

    ストレートに嫌だと言ってくれても良かったと。

  11. あすか より:

    匿名さん

    あなたの意見はおかしい!

    この問題は子ども達だけでは、解決出来ません!

    • 匿名希望 より:

      あすか様                  小6ですよ。十分解決できます。脱線しますが海外では小学生で起業してる人もいます。上の指示を仰ぐ事しか出来ない=サラリーマンにしか将来なれないと言う結果を招いてしまいます。障害児も頭をフル回転させて臨機応変に考えるべきです。    

  12. 匿名 より:

    運動会を通常級、支援級混合を教育指導上良しとする学校側。
    ご子息さんをフォローしようと、つい口を出してしまう保護者側。
    大人達の気持ちや理念を押すばかりに
    結局やりづらさの負担を子供達が抱えてしまうような出来事のように感じました。

    今は知的障害児だけではなく、高機能を含む発達障害児も混合で支援級内に在籍する数も増えていると思います。
    知的障害児ばかりを見てきた支援級教師に昨今急増する知的に問題の無い発達障害児を見る難しさがあると聞いた事もあります(知的障害と発達障害の違いすらよく分からない教師もいる、、と伺いました)。
    それが普通級も交流で、、、となると学校教育の手詰まり感すら覚えます。

    • 立石美津子 より:

      難しい課題ですね。クラスにたった5名しかいなかった支援学級での行事の進め方は口を出すというよりも、運動会だけでなく、先生保護者はしっかりコミュニケーションをとりながら良い方法を探っていました。この点だけはうまく意見が一致しませんでした。

  13. みみ より:

    立石さん、こんにちは。
    このブログに励まされ、毎週楽しみにしています!

    我が家にとってタイムリーなテーマ。
    息子は中学生(知的障害で支援学級在籍)。
    協力学級でイベント競技があり、競技参加は希望者優先と言われ、運動が好きな息子は参加を希望し、その際協力学級の子に「〇〇が出たら負ける。本番は出るなよ」と言われたそうです。
    結果は運よく?息子のクラスは勝つことができたのですが、その後から「出るなよ」といった子から「がい」と呼ばれるそうです。
    「がい???」私はどういう意味かわからなかったのですが、息子は「障害の「がい」じゃないの?」と話してます。
    その子の真意はわかりませんが、息子がそういう風にとらえる雰囲気があるのかなと思いました。

    「〇才だらか。〇年生なんだから」と自分達だけで解決できるとは言い切れないと思います。

    • 立石美津子 より:

      みみさん、それ悲しすぎますよね。絶対に子ども達だけでは解決できない問題だと私も思います。
      健常の子を持つ親は自分のこととして理解できないのだと思います。。。

  14. 匿名希望 より:

    結論としては、勝ち負けにこだわらず運動会は皆で楽しむのが一番だと思います。某独裁国家みたいに負けたら収用所送りなんて言うことも平和な日本ではまずないし。

  15. モヤモヤ より:

    失礼します。
    支援学級のある小学校でしたが、すれ違い様に女子からはキモいよねチーンだよねと言われたり、男子からは唾かけられたりランドセルを落とされたりしました。
    大人がいて、「やめて。」と言ってもやるんです。謝りません。
    そして保護者でもバカにしたように笑う人もいました。
    それは我が子にたいしてだけではなく、他の支援学級の児童にたいしてもでした。
    先生は「遊んでるだけでは。親が神経質。これから先そんなことたくさんあるから我慢しなさい。」と言いました。
    つねに支援学級の児童と親は我慢しなさいという先生の指導の学校でした。
    中学の支援学級では、社会に出たら皆同じだから好かれる人になれ、障がいあるからと言って甘えるな、という指導でした。
    皆同じ、だなんて乱暴だと思いました。
    この子たちが幸せに安心して働き生活する場所があってほしいと願っています。
    的はずれなこと書いていたらごめんなさい。

  16. 立石美津子 より:

    モヤモヤ様

    いいえ、的外れだなんて、まったくそんなことありません。こういう現実を多くの方に知ってほしいと思います。綺麗ごとではないんですよね。。。悲しいですよね。

    心に刺さりました。。。

  17. りんごけーき より:

    私が通っていた小・中学校にも特別支援学級がありました。
    ときどき交流の時間がありました。
    理解を深めるためには、先生がきちんとお名前と写真を用意したり、交流のしかたを説明すべきだと思いました。
    手伝え、だけでは小・中学生では無理です。
    小学校の運動会はダンスだけ別々でした。
    一人、なぜかダンスで使う道具が壊れてしまっていて、明らかに困っている子がいましたが、先生は不服そうな顔してるだけで助けてあげていませんでした。泣いてパニックになってしまって可哀相でした。
    中学校は運動会自体が無く、記録会だけでした。私は運動会が苦手だったので、記録会だけでいいと思いました。

  18. 立石美津子 より:

    コメントありがとうございます(^○^)大人の介入はある程度必要だと私も思います。

    • 立石美津子 より:

      あるある話ですね。共感します。

      園長先生は誰に向かってこの言葉を言ったんでしょう。。人の気持ちがわからない教育者ですね。

  19. 匿名 より:

    息子も保育園の時、全員リレーで息子がいるせいで負けるって言われました。息子も運動会が嫌いだし、そんな事言われてまで参加させたくないと先生や園長に言いました。
    やはり、こうゆう子もいて当たり前なんだよって子供達に勉強させたいって言うんです。
    でも、他の子の情操教育の為に我が子を使うなと言いました。はっきり言って、小さい頃に障害の子がいたからと言って心優しい子が育つわけないんです。
    悲しいけど共生は無理だと、私は支援学校を選び無理に社会に出そうとは思ってません。

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