2018.11.16

欠席OK。運動会に参加させる意味って?

今日もこんなブログにアクセスして下さり、誠に有難うございます。

 

先月のブログにこんな書き込みがあった。

【夫・姑の無理解・カミングアウト】

wp.me/p73B8w-3HE

 

運動会の種目で”鼓笛”がある幼稚園に通っている自閉症の子のママから

 

「聴覚過敏を伝えても限界がある。

園の先生たちが『3年間頑張ってきた。皆と一緒に立っているだけでもいい』と言って下さっても、他の保護者は、そうは行かず「休ませて」と言われる日々です。

 

私(母親)が言うこと聞かないからか、ついには子どもに直接言われてしまいました…

 

さすがに、園に相談するとこまできちゃったのかな?

 

園が動いたら、間に立って困るのは散々お世話になっいてる先生達だと思うと、黙って休ませるべきかな~と、

負のループです」

 

 

■ある方からのアドバイス

尊重しなくてはならないのは、子どもの思い。母親や先生、他の保護者の思いではない。

 

この子どもは

①運動会に出たい。

②運動会に出たいが、聴覚過敏のため、運動会に参加するのは苦痛である。

③そもそもいつもと違う行事は苦手。参加したくない。

どれだろうか?

 

もし②であるなら、何の音が苦手なのか?

(1)声援など周囲の騒がしさ

(2)鼓笛の音

(3)会場の音楽

(4)ピストルやホイッスルの音

などが考えられる。

 

(3)(4)なら工夫の余地はある。音楽を鳴らすとき、ピストルの音が鳴る時だけ避難させるなどの工夫だ。

 

(1)(2)ならば、既存の運動会を楽しみにしている他の児童達との調整が必要となる。

 

また、聴覚過敏は生涯にわたることなので、苦痛を感じた時にどう対処するのが良いか、本人が学んで、対応していかなければならない。

 

聴覚過敏に対する無理解・無配慮のまま、運動会に参加することも、参加しないことも、どちらも子どもを深く傷つけてしまう。

 

「運動会に出る出ない」の議論ではなく、この子どもにどう対応するのがベストか、関わる人達の話し合いが必要だ。

 

 

■息子も

息子も運動会を嫌っていた。

6年生の時は支援級に在籍していたが、こうして通常学級との合同競技の騎馬戦でも、「我感ぜず」の態度でいた。

それでも、私は「運動会に参加自体しなかった昔と比べると、そこに突っ立っているだけでも成長」と喜んでいた。

 

でも、これも、もしかして、親の希望、押し付けだったのかもしれない。

 

運動会が苦痛ならば、休ませてディズニーランドに行った方がよかったのかもしれない。(ディズニーランドも親の希望で本人は嫌かも…笑)

 

騒音、行事、これは我儘ではなく、自閉症児にとっては耐えられないことなのだから…

 

運動会…

過敏性があり苦痛の子どもにとって、参加しなければならない行事なのか…

改めて考えさせられたやり取りでした。

※講演会あります。参加ご希望の方は問い合わせ先に直接ご連絡ください

最後までお読み下さり、有難うございました。

また金曜日、寄って下さいね!

amzn.asia/d/dj4Upcw

 

カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(18)

  1. たけのこさん より:

    参加させない、それはいいことですか?
    無理をさせず、やりたいことだけ選択して参加することって、すくなくとも学校に通う生徒なら、おかしいと思います。
    そりゃあ、泣いて暴れて、おかしくなってる子なら、そうかもしれないけど、まわりに遠慮するという意味で参加しないなら、そんなの、邪魔な障害者は出てくるなっていう意見を助長するだけではないですか?

  2. 立石美津子 より:

    本人が断固拒否している場合です(^○^)

  3. ツナパパ より:

    人によって程度も異なりますが、不参加は、聴覚過敏の方や自閉傾向が強い方にとって、他者への遠慮でもなく、わがままの受容でもありません。耐え難い苦痛や虐待からの避難です。
    その見極めのための関係者の話合い、認識の共有が大切であると思います。

    • 立石美津子 より:

      私もそう思います!昔、特別支援学校の敷地内にある盲学校で運動会をしているのを見て、疑問を感じたことも思い出しました!

  4. ツナパパ より:

    この子どもは、生涯に渡って聴覚過敏に向き合い対処していかなければなりません。
    周囲の人の理解と配慮、改善を求めることも大切ですが、その場から避難することも大切です。その使い分けを学ぶことが課題であると思います。

  5. 立石美津子 より:

    そうですねー自分の身を守る術を付けていくことはとても大切なことだと思います!

  6. のん より:

    子供の希望?で運動会の競技にでなかった事があります。私もそれでいいと思いました。(特別支援学級)
    ただ、その競技が、難しすぎたということがありました。支援学級と通常学級合同で皆と合わせなければならず、難しくてとても無理な内容でした。
    それを見たとき、こんな苦痛を強いられて、練習では先生に引きずられたり困ると何度も呼び出されて言われたり、こんな運動会する必要あるのだろうか?とじわじわ思えてきました。支援学級なのに…とも思いました。
    マラソン大会も足が遅いため、主任と校長が大変ですねと苦笑いしていたのを思い出します。
    無理なく楽しく参加できる内容を考えるのは難しいのでしょうか?と疑問に思いました。

    • 立石美津子 より:

      自分の著書にも書きましたが、息子が支援学級にいたとき(支援学校から転校して)合同競技に参加して、足をひっぱり、通常級の子から「あいつが入ると負ける」と言われたことを思い出しました。

      「運動会はみんなで参加するもの」という固定観念をなくしてほしいですよね

  7. たろママ より:

    長くなります。
    うちの次男は自閉症スペクトラムの診断がついています。保育園年長で、最後の運動会は先月終わりました。
    最後の運動会、何をどう参加したらよいのか、私のと次男の希望と現状の擦り合わせを前日ギリギリまで園としました。

    練習で一回だけリレーに参加できたので、もし当日できれば、と園が言ってくださりました。無理ならばすぐに他の子に交代するとのことでした。当日は先生やお友達が誘っても動こうとせず、皆を5分くらいお待たせしてしまいましたが、結局参加はしませんでした。私は申し訳ない気持ちになりましたが、当人は全く気にしていないようでした。お友達もいつものことと、あまり気にとめていないようでした。
    お友達は次男が「緊張するから」「恥ずかしがりだから」できないと思っているようです。

    保護者どうしは、関係は悪くないですが、障害については詳しく話してはいませんでした。最後の運動会の前にグループラインに以下の文を流しました。

    「◯◯はちょっとずつだけど、できることは増えています。が、皆と同じように動くのは難しいのが現状です。緊張が強く、注目されることには耐えられないようです。

    今年もほぼ自席で応援です。目標はリレーに出ること、組体操はラストのみ先生の抱っこで参加、です。
    せっかくのみんなの感動シーンの妨げになってしまいそうで申し訳ないのですが…
    こんな子もいるんだな、と見守って下されば…と思います。

    うちは親子でみんなの活躍を応援することで、参加したという楽しい思い出になればと思っています。

    よろしくお願いします」

    運動会の後、保護者の皆と話しました。
    次男が参加できよかったね、と言ってもらえました。皆、大人な対応をしてくださり、事前に伝えてよかったと思いました。

    結果は予想できましたが、可能性をあきらめずに、園や保護者とやりとりをする過程が大切と感じました。

    次男の障害を受け止めて、対処しているつもりですが、振り返ると、やっぱり残念な気持ちになってしまい、涙が出ることもあります。

    期待し過ぎず、でも諦めず。
    ほんのちょっとでも出来たことに気づいて、褒めて、喜べるように。
    次男が次男らしく成長していけるような環境を整えてあげられるように。
    気持ちを強く明るくもちたいと思います。

    • 立石美津子 より:

      たろまま様

      涙が出てきてしまいました。ラインに発信したことはとても良いことだと思います。きっと皆さんとの距離が縮んだと思います。

      たろままさんも私もつくづく課題のある子どもを育てることで、親としてかなりの能力を付けて言っているんだと思います。

      光あれ~です!

  8. ちちも。 より:

    通常級のある学校に所属している以上、運動会や体育祭、学芸会は参加すべきです。
    そもそも、他の子の迷惑に。。とか思われるなら、通常級よある学校ではなく、障害児だけの学校に行くべきでは?
    そうしたら、周りは皆障害児ですし、迷惑にはなりません。
    逆に健常者と一緒に頑張ったなら、結果は二の次で、その頑張りを認めて褒めれば良いと思います。

    • 立石美津子 より:

      「全部参加すべき」ということはないと私は思っています。参加してもピストルの音が鳴るときはイヤーマフをするとか、教室に避難するというのはありだと思います。

      障害児のためにピストルを使わないというのは、健常児の楽しみを奪うことになるので、良い対応とは思わないのですが。。。

      それから特別支援学校は障害が中、重度の子の学校で身辺自立が出来ていない子もたくさんいます。聴覚過敏がある子は重度とは限らず、中には知的遅れを伴わない発達障害の子もいます。そういう子は支援級や通常級に進級することになります。「参加できないのならば支援学校」というのは難しいと思います。

  9. さちこ より:

    学校選びにも自由があるようでなく、大変だと思います。
    自由に選べるかたはいいですよね。

  10. 花が咲いたら より:

    色々な悩みの中で、幼稚園での大きな行事が全て終わりました。

    最後の大舞台
    発表会の前に園にも周りからの言葉を正直に話しました。
    担任の先生は『とってもヤル気で毎日、一生懸命に練習していますから』と…

    当日、園長先生はじめ幼稚園の出した答えは息子、クラスの出し物でセンターでした。
    親バカどころか、バカ親発揮ですが
    素晴らしかったです!!
    嫌み言った人たちは誰一人として、私たち親子に話しかけてきませんでした。

    幕が開く、直前まで耳栓をして
    出番の寸前まで話しかけて、雑音を聞こえなくして
    一人の園児として配慮頂け、息子は応えることができました。

    春、小学校の支援級に進むため
    あっちで面談、こっちで面接
    違う部分(親の体力的で問題…)でドタバタしてます

    とりあえず、ご報告まで
    恥ずかしいので読まれたら削除してください

    • 立石美津子 より:

      これからの小学校生活、また様様な出会いがあると思いますが、一つずつ乗り越え、また楽しんで下さいね(^○^)

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