2018.12.14

苦悩する親たち

今日もこんなブログにアクセスして下さり、誠に有難うございます!

 

12月6日に横須賀市障害福祉課主催の講演に講師として呼ばれた。

 

参加者は主に障害を持つ子を育てている保護者の皆さんだった。

講演後、個人的な質問のための行列が出来た。

皆、話ながら涙ぐむ。

 

それくらい辛いのだ。

 

 

■相談内容

「夫が療育手帳を取ることを認めてくれない」

 

「姑から『孫に障害者のレッテルを張る気か!』」と言われ、病院を受診できない」

 

「どうしても受容できない。毎日泣いて暮らしている」

 

「双子で一人は重い自閉症、一人はグレー、同じ小学校に入れるべきか否か」

 

「療育は必要なのか、療育施設に通うことをひどく嫌がっている」

 

「兄弟姉妹に対して、愛情が手薄になってしまっている」

 

「担任が厳しい叱責を繰り返し、不登校になっている」

 

「限りなく白に近いグレーなので、サポートしてもらえる場がない」

 

私も昔を思い出し、もらい泣きしそうになった。

 

15年前はこうして若い母親達に話す日がくるとは思ってもいなかった。

 

■専門家ではない

私は臨床心理士でもなければ、精神科医でもない。

ただ自閉症の子を18年間育てただけ。

それだけで講演していることを批判する人もいる。

(学習塾を経営していたので大勢の子どもを指導していた。特別支援教育の教員免許を持っている。この2つだけはプラスかな?)

 

でも、親の気持ちは痛いほどわかる。そのことだけは医師には負けない。

この記事、是非読んでください。↓

president.jp/articles/-/26806

 

息子が7歳くらいまでは毎日泣いて暮らしていた。

パニック、自傷、こだわりに対して疲れ果てていた。

 

相談に対して私は何の解決もしてあげられないが、話を聞いて「自分はこうだった。自分だったらこうするかも」と伝えるのみだ。。

 

横須賀市は医師などの専門家ではなく、当事者を育てる親を講演者として毎年呼ぶとのこと。

 

「発達障害とは」の講義を受けたいのではなく、今の苦悩を何とか解決したい気持ちで皆さん、参加しているからだ。

 

 

■潰れないように

こんな親達をサポートする場、つながる場がもっとないと親は潰れてしまう。そして、やがて心を病んでしまう。

 

都会と田舎では情報量も選択肢の量も違う。横須賀は決して田舎ではないが、都心に比べたら保護者達のつながる場は少ないと感じた。

 

だからこそ、自治体はこういう講演会をあえて設定している。

 

 

■療育の意味

療育も今思い返すと「あんな訓練必要だったのかな?」と思うことがある。

 

でも、子どもを療育の部屋に預けながら、梅が丘病院の食堂で同じ自閉症の子を持つママ達と色んな悩みを吐き出していた。

 

ああでもない、こうでもないとぶちまけ、ストレス発散できた。

 

健常児のママ友の中にポツンといると孤独だったが、同じ障害を持つ親といるとホッとした。心の拠り所となった。

 

そういう面では療育施設に通う意味は大いにある。リアルにつながる場をもってほしいと思うのでありました。

 

最後までお読み下さり、有難うございました。

また金曜日、寄って下さいね!

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カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(9)

  1. りんりん より:

    障がい児を持つ親のつらい気持ちをわかってくれる人のお話は、ホント貴重ですだと思います!

  2. 立石美津子 より:

    そうですよね。

  3. たけのこさん より:

    私は障害者の親も千差万別。
    きをつけないとひどい目にあう、ということも知ってます。
    人の心には麻にがすんでるとおもいます。

    • 立石美津子 より:

      そうですね。確かにそうです。

      例えば「障害児は無邪気だとか、天使だ」という人がいますが、そんなことはなくそれぞれの性格や育った環境で意地悪な子もいますし、優しい子もいます。

      これと同じで色んな考えの方がいますね。

      私は知的遅れがある程度重いのに通常級にこだわる親とは話が合わず、お互い意見を言い合うと喧嘩になります。

      きっと向こうも私の事、そう思っている気がします。

  4. 匿名 より:

    療育でも園でも学校でも、そこにいてもなかなか繋がることができません
    本音で話したいけれどなかなかありません
    …同じような状況の人が集まる場も公の場でありましたが、結局繋がることはなく
    ちょっとお茶しながら本音で話せる人がいたらどんなにいいだろうと思います

    • たけのこさん より:

      よく似た子を持つからこその妬みそねみってありますしね。組んで一人を仲間はずれにしたり。障害持つ子は少数だからその仲間から弾かれた親子は悲惨ですよ。
      私は人の心の醜さを知った気がします。

    • 立石美津子 より:

      気の置けない仲間と出会うのは難しいかもしれませんが、出会いの機会を持てば分母も増え、何でも話せる友人も出てくるとは思うのですが‥‥。

  5. ハナ より:

    少数派の親である私達が、全ての障害者の親達が、まずはつながって団結していく!支えあっていく!こんな世の中だからこそ大きな輪になって、安心して生きていく!その為にも、親の意識を同じ目標に持っていく事から始めよう!
    だと思うのですが、、、

    • 立石美津子 より:

      本当にそう思います。大きな組織の「手をつなぐ親の会」もそれで出来たのだと思っています~

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