2018.12.28

比べる病を卒業できてない

今日もこんなブログにアクセスして下さり、誠にありがとうございます!

 

■孫自慢

私は57歳、あと3年で還暦だ!

 

私の同級生は、孫がボチボチ生まれる友人も多い。

 

子どもが就職して、家から出てしまうと犬自慢だったのが…

(↓ 本文と無関係だが、“句読点を入れないと、人により解釈が異なるぞ!”の自作のイラスト)

最近は集まるとスマホを出し、子が結婚して生まれた孫の写真を見せ合い

“孫自慢”

 

そんな空間にいると、ふと「私にはこういうことは生涯巡ってこないんだなあ…」と悲しい気持ちになる。

 

そして、かつて悩まされていた“比べる病”がムクムクと顔を出す。

(C)今泉久恵

■不妊症の人

でも、子どもが欲しくても出来なかった人は、出産ラッシュだった頃、もっと辛い思いをしていたと思う。私がそうだった。

 

その後、妊娠して喜んでいたのも束の間

 

障害がわかって、またまた健常の子の話題についていけなくなり孤独

嫌々期、小学校受験、習い事、これらは自閉症の息子には無縁のことであった。

 

友人の集まりからは次第に足が遠のいた。

 

 

■進路決定

特別支援学校高等部のママ友とのお茶の時間のもっぱらの話題は‥‥

卒業後の進路のこと

企業就労する子の話を聞くと、私は「おめでとう。良かったね」と言いながら胸が苦しくなる。

 

息子は企業には就労出来ないからだ。

(↓ 企業実習に行く途中。不採用となる)

でも、生活介護に行く子の親は、就労福祉支援事業所に行く息子のことを聞いて、胸が苦しくなっているだろう。同じ

 

 

■フェイスブックに書くと

フェイスブックに福祉サービスを受けていたり、特別支援教育の中で手厚い指導を受けていることアップすると、障害が軽い子の親御さんから次のような書き込みがくることがある。

 

「知的障害のない発達障害の我が子は支援の網の目から、零れ落ちてしまっている。立石さんが羨ましい…」

 

「グレーゾーンではなく、しっかりと知的障害のある自閉症だったら、どんなに良かったか」と

 

比べてしまうのは人間のサガなのかもしれない。

 

 

■定着率

「知的障害のある方の正規雇用率は雲を掴むような数字で、半年更新や3ヶ月更新、の有期雇用。3年以内に40%を下回る」とコメントを頂いたことがある。

 

確かに福祉の進路先である就労移行支援事業所には職場で理解されず、苛めに遭うなどして、戻ってきている人が多くいる。

 

そうなると「おめでとう」と喜んでいられるのは今だけなのかもしれない。

でも、こういう書き方が負け惜しみ的だな!

 

「“比べる病”未だに卒業できていないな」とシミジミ思う。

 

 

■幸せとは

でも、嬉しそうな顔をして今日のことしか頭になく、家中を跳ねまわっている笑顔の息子を見て「これが私の幸せだな」と思う。

子どもが苦しんでいる姿を見るのは親として一番辛いからだ。

 

それぞれの家庭で他人には見えないところで大きな悩みを抱えているが、そこは見ないで、自分にはなくて他人が持っているものに目がいってしまう。

 

繰り返しになるが、これが人間のサガなのかな…

そんなことを感じている今日この頃でした。

ご案内

【羊水検査記事 ヨミコミドクター】
yomidr.yomiuri.co.jp/article/20181130-OYTET50021/

 

最後までお読み下さり、有難うございました。

また金曜日、寄って下さいね!

こちら5刷になりました!

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カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(11)

  1. 稲穂ママ より:

     いや~、本当にふとしたことで比べてしまうこと、良くあります。午前中のパート仕事の仲間の健常児の受験の話を聴いたり、ある大学の年齢の同じころの学生と触れ合うとき、『本当だったら息子も……!』と勝手な妄想をして、がっくり落ち込みます。
     うちは、外出困難なうえ、強迫の巻き込みのある二次障害の酷いタイプですので、自閉症でも特別支援学校に行けていたり、コンビニで買い物ができる軽度のひきこもりの発達障害の方はうらやましい限りです。
     でも、外出できないので、社会でご迷惑をおかけすることもなく、ひたすら、手洗いを2時間も続けるため、水道代と生活費が障害年金で何とかなっているだけましだと思います。
     アスペルガーの息子を認識するまでは、何でも努力すれば成功するし、結果が出ると信じた教育を受けてきました。でも息子を通して、思い通りにいかない人生もあるし、成功だけが幸せでもない!と思える強さが自分に備わってきたと思います。
     立石さんの息子さんのはじける笑顔が、「お母さん!僕今幸せだよ!」って言ってくれてますね!わたしも勇気を頂いてます。
     アスペのため、いろいろと人間不信になっているうちの息子は、とてもひねくれていて、私を奴隷のようにこき使うのですが、ごくたまーに、笑顔になるときがあり、それが唯一私の幸せです。
     今年の秋に立石さんの講演をお聴きして、時々寄らせていただいていますが、お年も近いこともあり、大変励まされています。来年もお互いに頑張りましょう!良いお年を!
     

    • 立石美津子 より:

      強迫性障害辛いですよね。比べる病はみんな罹ってしまいます。子がいなくても当然他人と自分を比べます。永遠に続きますが、一番大切なのは息子がそこに生きていることですね。

      そう思うのですがすぐに比べてしまう日常です。良いお年をお迎えください。また寄ってくださいね!

  2. くみくみ より:

    立石先生、初めて投稿いたします。私の子供は中2で不登校となりました。アスペルガーだったとやっと理解しつつあったところ、中3でさらに統合失調症を指摘されたのです。可愛がって大切に育てたつもりでしたので、私自身、希望を失いうつになりかけていました。

    ヨミドクターで松永先生の記事をたびたび拝読していましたので、『発達障害に生まれて』の本と出会いました。立石先生の、我が子が発達障害と知ってから受容するまでの過程を知りたく、夢中で何度も読みました。

    『いくらがんばっても健常児にはならないのだから過度な期待はやめよう』
    この言葉は私を目覚めさせました。現在は統合失調症の治療中でもありますが、将来を考えると絶望的だった私にとって、立ち直るきっかけとなりました。
    そして、苦しみながら生きておらず自由に過ごしている我が子をありのままに受け入れよう、という気持ちが少しずつ出てきました。

    幼少期に発達障害と知らされて辛かった親御さんもいれば、うちの子のようにある程度育ってから精神障害を発症して打撃を受けた親御さんもいるでしょう。
    受容の過程はそれぞれかと思いますが、なんで健常じゃないの?なんでうちが?と誰もが泣き叫んだと思います。初めて読んだとき、勇太くんのお母様は相当苦労され、自分の人生をかけてボロボロになった女性、とイメージしていました。
    ところがブログにお邪魔して、立石先生はこんなにも全てを受け入れ、しかも人のために尽くして明るく前向きに生きていらっしゃると知り、(しかも美人で)本当に驚きました。
    今日のブログにアップされた写真は、私たち親子も馴染みのある病院外来棟に向かう道です。入院もありましたが今は落ち着いています。
    比べる病は治らないと思いますが、私だけではないんだと自身を励まして、ニコニコお母さんでいたいと思います。先生との出会いに感謝です。これからも記事を楽しみにしています。

    • 立石美津子 より:

      くみくみ様

      コメントありがとうございました。松永先生と中央公論新社の担当編集者の方にも頂いたコメントお送りしますね。きっと「この本を出して良かった」と思われると思います。それから統合失調症について、こちらの公開ブログには書けないことでお伝えしたいことがありますので、個人メールしております!

  3. りこ より:

    こんばんは、我が家の娘
    高3です。軽度の知的障害です。中2の時に知能検査して、その後障害児学級へ。高校は、支援学校の分校を受験し合格。
    高2から企業に実習に行かせてもらいましたが、同じ所に三回も行かせてもらいましたが
    就職できず。
    周りは、皆就職が決まってます。
    本人があまり周りを気にしてない。
    しかし母の私は、かなり周りが気になってます。

    • 立石美津子 より:

      「本人があまり周りを気にしていない」これは親にとっては救いですよね。でも親は比べてしまう。仕方のないことですよね。あまり自分を責めないでくださいね。

      子どもの笑顔が親の一番の幸せですから~!

  4. yomogi より:

    初めてコメントさせていただきます。
    立石さんのブログを毎週楽しみにしています。
    息子は、ADHDとアスペルガーの混合タイプです。
    学校には行けていますが、長期休みは外に一歩も出ないで1日中ゲームをしています。
    どうしたら外に出るのか日々試行錯誤しています。
    このまま引きこもりになったらと不安もあります。
    病院に相談もしていますが、なかなか状況は変わりません。
    色々と情報を集めて、親も潰れないようにしたいなと思っています。

    • 立石美津子 より:

      読んでくださりありがとうございます!
      学校行っているならよしとしましょう。息子もずっと家でトイレ動画見ていますよ。

  5. Y より:

    おじゃまします
    私の友人たちはそれぞれ悩み、自分のことでも悩み(超氷河期からの人生で)自慢話はあまり聞かないのですが それ以外の場所ではありますね。
    私が思っていなくても勝手に比べてくるひと達が厄介です。
    昨日は、子供のヘルプマークのついた荷物を持って買い物していたら、知らない親子がレジで横入りしてきて、あの人障害あるから。と言うのです。そのあと子供が戻ってきたので荷物持たせていたら、冷ややかな目で見られました。こういうことは療育施設でも、入学式でもありました。
    こういう勝手な思い込みや嫌がらせは多々あり、本当に弱者だと思います。
    正直、近所の健常児ママさんは、男児がいいだの女児がいいだの部活のことだのそんなことが悩みなんだと拍子抜けする事がありますね。

    • 立石美津子 より:

      「男児がいいだの女児がいいだの部活のことだのそんなことが悩みなんだと拍子抜けする事」ううん、大共感です。

      でも、そのことを「鼻糞みたいなことで悩んで」とFacebookに書いたら大批判受けました。それぞれ物凄く大変だと思って悩んでいるのに、そういう言い方は間違っていると言われました。

      でも、私はYさんの言われること、正直そう思います。贅沢な悩みだなって…すみません。つい愚痴ってしまいました!

  6. Y より:

    返信ありがとうございます。
    鼻糞みたいなこと 笑、分かります…。

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