2019.02.15

幼い頃は安心、安全を!家庭をオアシスに

今日もこんなブログにアクセスして下さり、誠に有難うございます!

発達障害児を育てている保護者、支援者対象に講演することが多い。

こんな話をしている

 

■愛着形成

私はかれこれ30年間ほど教育現場にいた。

主に指導するのは健常児

 

そんな中、母親が子どもを突き放すため、他人である私の気を引こうと必死になっている子がいた。

 

更に良いことをしても母親は構ってくれず、悪いことをしたときのみ機関銃のように叱られていた子

(C)あべゆみこ

つまり「良いことをしても大人は認めてくれない。だったら真逆の行動に出よう」と考えたのか、他人の私にも「友達を叩く」、「教室から出ていく」など負の行動をする。

 

“叱られて注意を引く”形で大人の気を引こうとしている。

可哀そうな子、愛情を求めて必死なのだ。

 

(過去の子育てサイト記事)

似ているようで違う「愛着障害」と「発達障害」、知っておきたい特徴&原因

ure.pia.co.jp/articles/-/67334

 

(過去ブログ 子どもがおでんツンツン男にならないためには)

wp.me/p73B8w-2Ya

 

この本、お薦めです!

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■保育園、朝の光景

保育園で仕事をしていた時期があったが…

ママと別れるときギャン泣きするケース

 

ちゃんと子どもの目を見て「ママはこれからお仕事行ってくるからね」と話し、ギュッと抱っこしお別れしてもらえる子は、泣いていても頭の中では納得はしているので、いつまでも泣いてはいない。

 

ところが、子どもが玩具や友達に気を取られてよそ見した瞬間に逃げるように去っていくママの場合、翌朝は「騙された!また僕が後ろを向いている隙に行ってしまうかもしれない!」と思い、ママの方を凝視してずっと泣いている。

 

「弱虫ね!いつまでも泣いているんじゃないの!」と突き放すのはなく「おお、おお、悲しいね。抱っこしてあげるからね」と甘えさせ、安心安全を与えることで、親が心の中に内在化し、園で一日過ごすことが出来るようになる。

 

(過去の子育てサイト記事)

園に預けると子どもがギャン泣き…別れ際のママのNG行動4つ

ure.pia.co.jp/articles/-/73399

 

 

■子どもが発達障害だと分かると訓練する人

訓練し過ぎるのも、愛着形成がされないのと同じ結果になる。

 

子どもに障害があると分かると、「将来のために何とかしよう」と思い立ち必死になる親がいる。

例えばジェットタオル

息子には聴覚過敏があり、これを特に嫌がった。

 

療育仲間のママには家庭にまでこれを設置し、訓練していた人がいたが、これでは家でも安心しておしっこが出来ず、家庭が恐怖の館になってしまう。

 

恐怖の館 ブログ

wp.me/p73B8w-3qn

 

私は外出のときジェットタオルを恐れて、公衆トイレが出来なかった息子に対して、主治医のアドバイスの元、ジェットタオルのないトイレマップを作り外出するようにしていた。

すると、「お母さんはジェットタオルのあるトイレにはいかない」ということが分かったのか、安心して外出し公衆トイレを使えるようになった。

 

中学生、ボーリングに連れて行った。嬉しそうに自らジェットタオルを使っている。

訓練しなくても出来るようになるのだ!

 

(発達ナビのコラムにも書きました。「療育はほどほどに!?聴覚過敏でジェットタオル拒否の息子。17歳になった今振り返る、療育のありかた」)

h-navi.jp/column/article/35026805

 

今はヘルパーさんとの外出もトイレ散策だ。一番興味があるのがトイレになっている。ジェットタオルなんて平気なのだ。

トイレ旅行のブログ

wp.me/p73B8w-3z9

 

 

■お金が入っていなかった!

18歳になった息子

買い物体験のため、放課後ディの帰りにコンビニで夕飯後のデザートのお菓子を買ってくることになっている。

昨日、「お金なかった」と言って、何も買ってこなかった。

 

お金を渡すのを私が忘れていたのだ。(だいたい1000円くらい入れていて、無くなった頃に追加している)

 

レジでお金がない状態になり、相当焦っただろう。

 

でも…

目の下に涙が枯れた塩の跡もない。パニックを起こした気配もない。昔だったらとんでもないことになっていただろう。

 

またある方のケース

「私の息子も、ディから買い物したとき、お弁当を、買いに行ったのですが、息子の欲しい弁当が売り切れになりパニクるやろうなと、思いましたが、ちゃんと、他ので対応出来ていましたと、後で報告されたときは、凄い‼と思い、息子を褒めました。幼稚園の時なら、ありえへん (笑)」

 

 

■幼い頃は甘えさせて!

つまり、幼い頃、親や周りの大人が安心安全を与えてやると「この世はそんなに怖くはない」と体験し、人生経験を積んで対応できなかったことを乗り越えられるようになる!

 

まだ人生始まって3~5年慣れさせなくてよい。

 

本人のストレスを軽減させる療育は必要だが、「スパルタ式療育はいらない!」と思う。

 

本人のこだわりに応じ、「親は僕の嫌なことはしない」と体験させることが大切だと言いたいのでありました。

最後までお読み下さり、有難うございました。

また金曜日、寄って下さいね!

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カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(10)

  1. ロミー より:

    小学校支援学級の学芸会のとき、当日になって子供の使う道具だけ壊れていたようで、本番それを見た子供がパニクって大泣きしてしまいました。私は席から見て壊れてるとわかったのですが、近くにいた先生は、不快な顔をして校長の方をチラチラ見て困ったふりをしているだけで、子供を引っ張るのみで何もしようとしていませんでした。あとで、道具が壊れてましたよね?と聞いても無視されました。こんな時子供になんて言えば良かったのかと思います。悔しいです。

    • 立石美津子 より:

      先生は何故泣いているのかわかっていなかったのですね。親としては「壊れていて不安だったよね。嫌だったよね」と共感してやればいいと思いますが、時間経過しているとなかなか伝わらないですよね

  2. なな より:

    愛着形成はじっくりやったほうがいいと私も思っています。特に、自閉症だと生まれた時から両想いではないと思うので。私もずいぶん片想いの時期が長かったように思います。今も、つれなくされてますが・・・(笑)。

    不適切行動は誰かを困らせようとしてるわけではないケースが多いように思います。何か本人なりの理由があって、それが分かるだけでも、イライラが軽減され、優しいお母さんになれる気がします。息子がなかなか食事を食べずに叱ってしまった日の夜に嘔吐し、実は胃腸炎で食欲がなかったという経験から学びました。むしろ、困らせてやろうと思って何かをやるなら、相手が不快な思いをするだろうということが分かるという意味で、それは成長ですよね。

    あと、感覚過敏は子供のころの私も今思えばひどくて、しっかり息子に引き継がれています。でも、私のほうはどうして嫌だったのかも思い出せないほど、現在すべてを克服していて、心配していません。ただ、立石先生がおっしゃるように、無理強いはしないようにしています。

  3. 立石美津子 より:

    発達障害児で育てにくさを感じ、愛着形成されないこともあるようですねー

    親からの片思いはむしら素晴らしいです。親側が拒否してしまうケースもありますからね。

    困らせようと駆引きできたら、もはや自閉症ではありませんね

  4. 匿名 より:

    物や事には、ごく稀に馴れや時間が解決するかもしれません。
    個人的にはほぼ無いですが。
    子供の時苦手だった物が食べれるようになったりですよね。

    ところが、人間は相手が本当に嫌がっているのに、全く気が付かないで追いかけまわす人がいますよね。

    例えば、野球選手に怪我を負わせる程追いかけまわす様な人達。

    馴れや安全だと思い込ませて済む問題ではありません。

  5. 立石美津子 より:

    親はそれに気づいてやりたいものですね

  6. 蓮根 より:

    わたしも、乳幼児期、学童の今も、愛情たっぷり、甘えさせて、育ててきました。
    大事ですよね。大事なんですが、幼児期は、障害児なのか健常なのかわからなかったり、認めたくなかったり、受容できなかったり、というかたも多く、(わたしもそうでした) 目が離せなかったりして、やさしい気持ちにばかりなれないんですよね……、へとへと。
    しかし、子育てってそんなもんだ、と、大変という自覚がない人もいるそうで、わたしもそうでした。
    世間体も大事で、外では、演技で、子供に負担ないように、おおげさに、注意したりもしました。
    はっきりいうことで、子供も少しは、不適切行為、分かりやすかったと思います。
    怒るというより、ダメなものはダメとはっきり伝えました。
    いやなものはいやだから、苦痛だから、わたしも、慣れさせなくてよいと思います、成長と共に、自然に、または、ふとしたきっかけで、平気になったりもしますね。
    そして、「人生経験を積み、対応できなかったことを乗り越えられるようになる」という、立石先生のお言葉、心強いです。

    肩の力を抜いて、息子の成長を見守っていきたいと思いました。

    息子は、スキンシップの母離れは、就学のころからしていますが、
    昨晩、ひさしぶりに息子に添い寝したら
    「おかあさん、離れて」
    といわれました。
    さびしいというより、頼もしく嬉しかったです。

  7. 立石美津子 より:

    愛着形成が必要な時期。なかなか受け入れられず、、、今は私が子離れできていません。しつこいと最近は言われます。なんだか寂しいですよ^_^

  8. 蓮根 より:

    立石先生、息子さんを、愛情たっぷり、だっこもたくさんして、育てた、と書いてありましたよね。
    受容って、簡単に言いますが、難しいです。
    わたしも、息子を愛情たっぷり育てたことには自信がありますが、「発達障害です」「はい、わかりました」とはいきませんでしたから。

    わたしの同級生や、友達の子供達は、親元を離れる時期で、寂しい、とよくいってます。
    勇太くんも高校卒業ですものね。
    around18の子供の、おかあさんは、健常児も障害児も、かわらずみな、さびしくなるのかな、と思いました。

    「わたしの子は発達障害だから、親から離れて、大丈夫になっていく姿を見るのはうれしいから、寂しくないんだよ、子供が大きくなってもわたしは寂しくないと思う」、と、友達に言いましたが、まだまだ、寂しくかんじるところまで、親としても到達してないのかなー、と、
    かんじた、立石先生のコメントでした。
    まだ小学生ですから、これから!さびしがってるひまはないですよね。
    「しつこい」という勇太くんも、なんだかかわいいです。
    うちのこは、「かわいくない、かっこいいだ」といいますが、まだまだお母さん子、あまえんぼ、なので、わたしもさびしくないのかな。

    男の子、いつまでもいとおしく、かわいいですよね。

    立石先生と息子さんを応援し、お幸せをお祈りしています。
    がんばってください。

  9. 立石美津子 より:

    私も確かに「比べる病」に罹っていたときは本当の受容には至っておらず、愛情をかけられてはいなかったと思ていますs。

    この間「もう赤ちゃんじゃない!」と言われてしまいました。こんな言葉が話せることも成長したなと感じて嬉しく思う親バカです!(親バカ大賛成)

    ただ、「いってらっしゃい」「いってらっしゃい」のオウム返しですが。。。(感情がないときはオウム返しになってしまうのですね)

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