2019.07.26

スペシャル スクール

このブログは本音を書いている日記の延長です。読んでいて気分を害すると思われる方は、読まないでください。

 

知的障害者移動支援のガイドヘルパーをしていたときの話

 

 

自分の母校のことを誇らしく感じて、その言葉を言ったのかどうかはわからないが‥‥

 

 

担当した25歳の青年が「○○特別支援学校はスペシャルハイスクールだ~!」と嬉しそうに私に言ってきた。

 

 

■体験していないと分からないこともあるが…

双子を育てている人に「双子を育てるのは大変でしょ」と質問したら…

 

 

「私は双子を育てたことしかないので、大変さを特に実感をしていない」と言われた。

 

 

これと同じで、私は息子を通常級には通わせたことがないので、知的遅れがある子を通常級に通わせる良さは体験していない…だから、実際のところはわからないのだが…

 

 

スペシャルスクールはとても良かった。

 

 

■「隔離される」と捉える人

小学校、中学とずっと通常級に通わせているダウン症の子の親に「なぜ、通常学級に通わせているんですか?」と聞いたことがある。

 

 

すると「特別支援だなんて、娘が隔離されるようで嫌だ!」と返ってきた。

 

「特別支援教育を隔離と考えるんだ~親御さんにも色んな考え方があるんだな」と思った。

 

 

■各学校、クラスの違い

【支援学校の教員配置と生徒数】

障害者差別解消法による合理的配慮を受けられるようにはなってはきているが、個別の指導計画の作成は義務化されていない。(支援級では作ることを推奨されているが推奨)

 

 

小学校、中学まで通常級で過ごし、身に付くものも身に付かないまま特別支援学校高等部に入学する子も実際いる。

 

 

人員配置についても、通常級で加配の先生がついてくれたとしても、特別支援教育の専門資格を持った人ではなく、「教室から出て行ってしまう子の安全を見守るだけ」と聞いたこともある。

 

 

■息子の学校歴

小学校1年・2年…特別支援学校

(入学式)

小学校2年~6年…特別支援学級

中学…特別支援学級

高等部…特別支援学校(*高等部は義務教育ではないので特別支援学級は今はない)

 

■個別支援計画

支援学校に入学してみると実際には、息子のクラスは教員2名対児童5名だった。

 

 

直ぐに個人面談があり、個別支援計画が作成されることになった。

私から「靴ひもを結ぶ練習をさせたいので、蝶結びをマスターさせたい」と伝えた。

 

すると、個別の計画の中に“紐結びを習得させる”と記載された。

 

担任の先生は息子のために教材を作り、毎日個別の時間で練習させてくれた。

結果できるようになった。

 

 

 

■支援級に転校

小学校2年生のとき、東京都指導主事の巡回指導があった。

 

 

息子の様子を見た都から「この子はそろそろ支援級に転校させてもいいのではないか」の指示があり、近所の公立小学校の支援級に3年のとき転校することになった。

 

 

「一度支援学校、支援級に入れてしまったら、二度と通常級には行けない」という噂があるが、そうではない。

 

 

「取り合えず通常級に入学させて、いよいよ着いていけなくなったら、支援級に移る」という選択をする親もいる。

 

 

でも、この順にしてしまうと子ども自身の気持ちの中で「僕がうまくできないから支援級に行かされた」と感じ…

 

自分だけ出来ない状況になり自信をなくしたり、苛められたりする等の経験をし、自尊感情が相当潰された状態で支援級に移ることなる。

 

 

これは子どもの心を考えると望ましくない順番のように思えてならない。

 

 

■就労移行支援事業所に通う

息子は就労移行支援事業所に通っている。

元々企業は無理だと思っていたのと、仮に企業に入れたとしても、不適応を起こして途中から就労移行やB型の福祉作業所に戻るのは良くない順番だと思ったからだ。

(提出した希望)

漠然と「通常級の方が刺激を受けて伸びるのではないか」と考えるのではなく、我が子の状態と教員数、支援内容の情報を集めてベストな選択をしてほしい。

 

 

■知的遅れがない場合

知的遅れを伴わない場合、通常級に通うことになる。

(知的遅れのない発達障害の子のために、東京都では特別支援教室の整備がされつつあるが、まだ全国的に整備されてはいない)

 

 

そこでは個別の支援計画は立てられないので、親が頑張って担任とよくコミュニケーションをとり、次を伝え、少しでも子どもが過ごしやすい学校生活を過ごせるようにすることが大切だと思う。

 

 

具体的には…

 

*書籍やネットの資料をドーンと渡さない。我が子の個別支援計画的なものを親が叩き台として作る。

 

・成育歴

 

・「特別な配慮が必要な子」として保育園、幼稚園担任からの細かい申し送り

 

・主治医や療育施設からのアドバイスの共有 (発達検査・心理検査の結果を渡す)

 

・子ども本人がどんなことが苦手で、どんなことが得意か

 

・子どもが理解しやすい指示の伝え方

 

・パニックを起こしたときの対処法

 

・絶対に避けてほしいこと(*急に音楽を鳴らすのではなく事前予告し、小さな音から徐々にボリュームを上げる等)

 

・どのようなタイプの友達が苦手なのか、どんなタイプの子と馬が合うか

 

・絶対に食べられない給食メニュー

 

・他の保護者へカミングアウト

 

・クラスメートへのカミングアウト

 

 

■スペシャルだ!

息子が小学校に入学したとき特別支援学校は“盲・聾 養護学校”、特別支援学級は“特殊学級”という名称だった。

 

(私が教育実習をしていた頃、1995年 養護学校で)

息子が小2になったとき学校教育法が変わり特別支援という言葉が誕生した。

 

 

特殊な子どものための教育という発想ではなく、子ども一人ひとりの状態(教育的ニーズ)に合わせて特別な支援を行う方針になったからだ。

 

 

「特別に支援されるなんて、嬉しいな」そんな感覚を持った。

 

 

更に青年の言葉を聞いて「スペシャル(ハイ)スクール~。なんて素敵な名前なんだろう。英語にすればいいのに」と思ったのでありました。

 

小学校についてはこちらの書籍に詳しく書いてあります!

最後までお読み下さり、有難うございました。金曜日、また寄ってくださいね

また金曜日、寄って下さいね!

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カテゴリー:正直なつぶやき

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