2019.08.09

月給975円?初めての工賃

このブログは本音を書いている日記の延長です。読んでいて気分を害すると思われる方は、読まないでください。

 

 

特に今日は途中で腹が立ったら、クローズしてください!

正直な気持ちを書きます。

 

 

息子は特別支援学校高等部卒業後、就労移行支援事業所に通っている。

 

 

就労移行支援事業所ではじめての工賃をもらってきた。

 

一ヶ月でたった975円、時給でも日給でもなく、月給

息子は975円以内で買えるプラレールをネット検索して、それがないとわかると…

 

 

「溜めてプラレールを買う」といい、物凄く喜んでいる。

 

 

3ヶ月分の工賃を溜めれば確かに買うことが出来る。

 

でも、なんだか切ない…悲しい…


 

■卒業後の進路

特別支援学校高等部の卒業後の進路は

 

・生活介護…常に支援が必要な人に対して社会生活能力を向上するための場

 

・就労継続支援B型…一般就労が困難な人が働く作業所。工賃として支給される

 

・就労継続支援A型…事業所から雇用される。最低賃金が保証される

 

・就労移行支援…一般就労を目指す就労訓練の場。2年間限定で利用

 

・一般就労…法定雇用率による障害者枠で就労

 

・専門学校…専門学校に進学し、専門分野のスキルを身につける

 

 

息子が通う就労移行支援事業所はB型ではないので工賃は通常出ないが、封入作業、アンケート入力などで一定量以上こなせた場合、でることになっている。

 

 

受給者証を使って無料で2年間、職業訓練受けることが出来るのだから「工賃を欲しい」と私は思ってはいないし、むしろ有難いことだと感じ、親として感謝している。

■見学する

高等部に通っていた頃、卒業後の進路先を決めるにあたって、様々なところを見学した。

 

 

ずっと箱折りをさせているところもあった。

 

「何年間も療育を続けてきて就職した先が、箱を一個折って1円の世界。月の工賃一万円程度、行きつく先がこれでいいのか?」と正直思った。

 

 

「障害者には箱を折る程度の単純作業しかないのか」という疑問を抱いた。

 

 

そのことをフェイスブックに書くと…

 

 

「本人がやりがいを感じていればいいじゃないか!あなたは間違っている!」

「健常者でも単純作業はたくさんある」と批判された。

 

 

単純作業でもある程度の給料をもらえ、本人がその仕事の存在意義をわかっているのならまだしも…

 

 

言葉は悪いが“囚人の穴ほり状態”に追い込まれたら、障害者、健常者関係なく苦痛ではないだろう…と強く感じた。

 

 

【囚人の穴ほり】

昔のヨーロッパに、囚人に穴を掘らせては看守が埋め、また掘らせては埋めるのを延々と続ける刑罰「囚人の穴掘り刑」があった。その精神的苦痛から狂ってしまう囚人もいた。

 

 

息子は高等部2年のときの企業実習で3時間ぶっとうしでハンコを押す作業を与えられ、物凄くつらかったようだ。

 

■「立つか座るか」だけの違い?

ある事業所に見学に行った。そこは就労継続支援B型事業所と就労移行支援事業所が併設されおり、10時~16時まで利用者は封入作業に取り組んでいた。

 

 

B型事業所を利用する人も移行支援事業所を利用する人もまったく同じ作業をしていたので、「違いは何ですか?」と職員に質問すると…

 

 

「企業就労を目指す就労移行支援事業所に通う人たちは体力が必要です。ですからB型事業所を利用する方たちと同じ作業を“立って”やってもらっています」

という答えだった。

 

 

その答えに落胆した。もっと工夫できないものか…と思った。

 

 

■ある母親の呟き

B型事業所を見学したママ友が次のように呟いていた。

 

 

「単純作業を延々とやるB型よりも、生活介護施設に通所させて、そこでお茶を飲んだり、体操をしたり、歌を唄ったり、変化のある毎日を過ごさせた方が本人にとっては幸せな気がしてきた」と…

 

 

B型事業所に行く能力があるのに、内容を見るとランクを下げたいと言うのだ。思わず「そうだ~そうだ~」と思ってしまった。

 

 

■あるサイトに書かれていたこと

“作業所選びの上で疎かに出来ないのが「作業所の性格」です。全国に11,000以上も存在する作業所にはそれぞれのスタイルがあります。

 

 

利用者の社会復帰を応援する作業所もごく一部にはありますが、「俺ルール」で就労支援としての本分すら忘れているような作業所のほうがどちらかと言えば多いです。

 

 

ほとんどの作業所では、内容に差異はあれど単純な軽作業が中心となっています。障害特性について考えなくても割り振れるとあって、作業所=軽作業というイメージも持たれているのではないでしょうか。

 

 

軽作業の前では、腕や手の障害以外はすべて健常者にさえ思えます。

 

 

ただ、繰り返しの単純作業となるので、どう頑張っても飽きてきます。刺激の少なさは脳にとって宜しくないですし、技術も才能もいらない軽作業は一般就労へ結びつきづらいです。

 

 

従事する期間が長引くほど却って就職が不利になる気さえします。報酬の安さも工賃の安さに直結していますね。

 

 

障害者だから単純作業・軽作業をさせておけばいいというのは思考放棄もいいところです。

 

 

精神疾患で一般職を退いた人や、興味のないことには冷淡なADHD・ASDにも、箱折りや封筒貼りといった内職があてがわれます。人によってはそれだけで自尊心を削られることでしょう。

 

 

かといって作業が一般就労並みに高度だと、最低賃金の半分にも満たない時給で一般職の仕事をしている状態となるので、難しいバランスではあるのですが。

 

参照サイト

shohgaisha.com/column/grown_up_detail?id=1320&fbclid=IwAR3FZAcWiFGAWpbvN6WtFSZnZxBs4X8XNwVRMY6YZBdVKh66hZsn5Wf30i8

 

 

■有名企業でも

企業の法定雇用率がどんどん上がっている。

 

 

取り合えず障害者を雇うことが目的になってしまい、その後、仕事の切り出しが出来てない企業はたくさんある。

 

 

ある障害のある子が雇用枠で一般就労した。

 

 

ずっとパンフレットの封入作業をさせられ腱鞘炎になってしまった。

 

でもここでクレームを言ったら「せっかく雇用してもらったのに首になるかもしれない」と思い、なかなか言い出せない母親であった。

 

 

障害のある人は自分から「意味の分からないこの作業は辛い」と自ら訴えられない。

 

だから、親として今回はぶちまけたのでありました。

 

シュールなイラストレーターとしてインスタ始めました!

”tateishi mitsuko”です。フォロー宜しくお願い致します。私もフォローします!

最後までお読み下さり、有難うございました。不愉快にならなかった方は

金曜日、また寄ってくださいね

amzn.asia/d/dj4Upcw

amzn.asia/d/e1v855q

カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(0)

トークショー依頼はこちら
立石美津子オフィシャルブログ ちょっと聞いてよ

好評発売中!

1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ

立石美津子著 『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』

amazon.co.jp
1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ

立石美津子著 『1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』

amazon.co.jp
立石流 子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方

立石美津子著 『立石流 子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方』

amazon.co.jp
心と頭がすくすく育つ読み聞かせ

立石美津子著 『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』

amazon.co.jp
「はずれ先生」にあたったとき読む本

立石美津子著 『「はずれ先生」にあたったとき読む本』

amazon.co.jp
きれいにかける ひらがな

立石美津子監修 『おうちレッスン・きれいにかける ひらがな』

amazon.co.jp
きれいにかける カタカナ

立石美津子監修 『おうちレッスン・きれいにかける カタカナ』

amazon.co.jp
「発達障害に生まれて

松永 正訓著 『発達障害に生まれて』

amazon.co.jp