2012.12.28
女児が死亡したのは誰の責任か
東京都調布市の市立富士見台小学校で20日、小学5年の女子児童(11歳)が給食を食べた後に体調不良を訴え、搬送先の病院で死亡した。女児はチーズなど乳製品にアレルギーがあったが、その日の給食で出されたチーズ入りのチヂミを食べたという。女児に出されたチヂミはチーズは除去されていたが、おかわり用の他の生徒用のチヂミを食べてアナフィラキシーを起こし亡くなった。
さて、この事故をどうみるか。責任誰にあるのか先生か本人か。学校の担任も自分も給食を食べながら40人を見なくてはならない。生徒の行動にそこまで注意を払えるものだろうか。
息子には重度の食物アレルギーがある。生まれた時から自分の体質を知らしめるため紛らわしい「卵の入っていないクッキー」「米粉で作ったケーキ」「牛乳・卵を使わないプリン」など一切与えなかった。見た目が同じ卵・牛乳・小麦を使った菓子類を食べる危険を避けたかったからだ。代わりに羊羹や煎餅だけを与えていた。知的障害があるが菓子の袋の裏面の見方を教え、勝手に食べないように躾た。給食も似せたものを持たせずに全く違うものを持たせたりした。
女児は11歳、健常児だったら自分の体質をわかっていただろうに何故おかわりしたのか。周りに協力を求めるのではなく、自分の身を自分で守ることを教えていなかったのではないか。詳細はわからないが色々と考えさせられる事故だ。
この誤食事故以降、学校からアナフィラキシーを起す息子に対しても写真のように毎日の給食の成分表が渡されるようになった。今まではアレルゲンに対しての簡単な用紙だけだった。かなり神経質に学校側もなっている様子。
下にあるのは息子が携帯しているエピペン注射、ショックを起した時、これを太ももに医療従事者か親かが打つことにより命が助かるのだ。これを何故、女子に携帯させていなかったのか?
この注射はかつては学校の先生が打つことは禁止されていたが(保健室の先生も看護師の資格もっていないから駄目)死にかけている本人が打つわけにもいかず、親や病院を待っていては間に合わないとのことで暗黙の了解でOKとなっている。
※1週間後、警察の調査の結果、担任教諭が誤って女児がおわかりを求めた時、誤ってチーズ入りのチジミを渡したことが判明した。女児からも家の献立OK表でチジミは大丈夫だと自ら言ったらしい、保健室からの献立表にはおかわり×と書いてあったようだ。チジミにチーズが入っているとは保護者も思わなかったのでOKと書いたのかもしれない。
また、女児はエピペン注射を持っていたということが女児が拒否したので最初打たなかったらしい。その後、急変し校長が対処した。タイミングを逃したエピペンは命を救うことが出来なかった。
カテゴリー:正直なつぶやき
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始めまして。今日の続報で担任が誤ってお代りに食べてはいけない粉チーズ入りのものを渡したとありました。
エピペンを持っていなかったのか。共通認識があったのか。うちもアナフィラキシーショックを起こす子供がいるので他人ごとではありません。本当に残念な悲しい事です。
ロンロンさん、コメント有難うございます。
これからこの担任はどう生きていくのでしょうか・・・
そちらも心配になってしまいます。
悲しい出来事です。
お互いアナフラシキーショックを起す子を持つと
心配が絶えないですね。頑張りましょう。