2013.09.13

蟻のような母

“蟻とキリギリス”の話がある。有名なイソップ寓話だ。

無題

あらすじはざっとこんな感じ。

 

『夏の間、蟻たちは冬の食料を蓄えるために働き続け、キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌って過ごす。

 

やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、最後に蟻たちに乞い、食べ物を分けてもらおうとする。

 

しかし、蟻は「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」と食べ物を分けることを拒否し、キリギリスは飢え死んでしまう』あまりにも残酷ということで蟻が食べ物を恵んだと言う結末もある。

 

 

これを読み聞かされた子どもはたいてい『キリギリスのように生きては駄目だ。蟻のように勤勉でなくてはならない』と感じるようだし、感じさせるように絵本は作られているのだが、大人になった私はキリギリスの生き方の方が断然よいと思っているしお薦めしたい。

 

 

 

将来のため今を犠牲にして楽しまないのは本末転倒だと思うからだ。

 

 

 

子育てする時、子育てそのものを楽しむまず

 

「将来、こうなってほしくないため」

 

「将来だらしない自分の夫のようにならないため」

「私のように育ってほしくない」

 

「私は運動音痴、泳ぐことも出来ない金槌、だからせめて子どもには泳げるようになってほしい。だからスイミングスクールへ通わせる」

 

「私は字が汚いのがコンプレックス、せめて子どもには綺麗な文字が書けるようになってほしい」

 

「私は音痴、だから子どもにはピアノを習わせる」そんな気持ちで子育てしている人は「蟻母」だ。

 

 

こんな動機で子育てしていると、子どもは毎日が辛い。子ども自身が「泳ぐのが好き」「音楽が好き」「文字を書きたい」のであれば問題ないのだが、そうではない場合もある。

 

 

いつも障害児の話を出してしまい恐縮ではあるがわかりやすい例なのでここで書きたい。障害児の親は2種類いる

 

『出来るだけ健常児に近づけたい親』と『障害にあった育て方をする親』だ。発達障害児の育て方・学校選択についてここで書くと長くなるので興味がある方はここを読んでほしい。

 

 

以前、私が書いた記事。5話あるmamasola.net/?cat=74

 

 

出来るだけ健常児に近づけたいからと無理して普通学級に入学させる。毎日毎日、意味不明な授業を聞き、ちんぷんかんぷんになり、人とうまく関われないので苛めにもあったりする。

 

『健常児の中に混ぜておいた方が絶対に刺激も多く将来有効』との思いで親は普通学級に入学させるのだが、この思いとは逆の結果となる。わからない授業、自分が周りの子どもより出来ない、苛め、そんな毎日を小学校で送ると12歳以降の思春期になって二次障害が起こり、不登校、自傷、他害など様々な問題が起こってくる。これで苦しんでいる人は実に多い。二次障害が激しいため病院に入院している友達の子どももいる。この本にとても参考になることが書いてあるので是非読んでほしい

「発達障害の子ども達 杉山登志郎 講談社現代新書」

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日本には発達障害児用の小学校はないので、グレーに限りなく近い子どもの場合、特別支援学校や特別支援学級ではなく普通学級に入学することになるのだが、この場合は担任にしっかりと発達障害児であることを伝え、友達、周りの保護者にもカミングアウトし同時に本人告知もするなどの配慮が必要になる。本人に伝える前に同級生に伝えるとまずいのでこの順番もよく考えてほしい。

 

 

さて、話を戻そう。一番よいのはキリギリスのように「現在を楽しむこと」この幸せな毎日の積み重ねが、よい人格を作り幸せな将来を切り開くことになると私は強く思っている。将来の貯金(内面の貯金)のため今を苦しむのはいかがなものかと思ったりする。キリストも聖書の中で「明日のパンを思い煩うな」と言っている。ただキリギリスのような刹那主義ではなく、将来のための計画をして蟻のように働く部分も少しは必要だ。それを考えて導くのが親の役目だ。

 

 

 

『兎と亀』もイソップの有名な話、蟻とキリギリスの和風版のような感じ

兎を亀が競争をする話。兎が途中で居眠りをしている間に、足の遅い亀が頑張ってゴールして勝った話。エンピツらんどの絵本として作った。

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これを授業で読んでも多分、子どもは「亀の方が偉い!」と思うだろうが、私は内心「亀は疲労困状態なのに自分の限界まで力出してどっかで人生、いや、亀生つまずくだろう。しんどかったら兎のように途中で休んでもいいじゃあないか!」と思ってしまう。

 

 

 

健康志向の人には申し訳ないが、健康のため好きなものを食べないでストイックに玄米食したり自然食にこだわる人。界面活性剤は身体によくないと石鹸カスの洗剤で洗濯している人。行きすぎはよろしくはないと思う。私も以前、息子が酷いアトピーで皮膚がぐちゃぐちゃだったころ、異常に神経質になって石鹸カスを洗濯機に入れて洗濯をしていたが、漂白剤や蛍光剤が入っていないため、このように白いタオルも灰色になり「煮しめたような雑巾」のようになってしまった。洗えば洗うほど見た目汚くなっていった。(普通の洗濯用洗剤には蛍光剤や漂白剤当たり前にはいっている。だから白くなる)

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おまけに身体に毎日塗るよう医師から処方されたワセリンの油もしみこみずっしりと重くなった見た目に汚い服を息子に着せていた。でも治らなかった。

 

 

嫌々する運動「健康のためなら死んでもいい!」風に頑張っている人は蟻や亀みたいな人。食べたいものを食べて、今、やりたいことに専念する方が人生幸せではないだろうか?キリギリスや兎の生き方が好きな私はこう思い、好きなもの食べて全く運動しないのであった。だから、この夏で3キロ太った・・・

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(追記)

でも、私は髪の毛は石鹸シャンプーで洗っている。まさに固形石鹸を液体化しているもの、リンスは酢の元であるクエン酸だけをかけている。もう、かれこれ15年以上これだけ、最初は何だ髪の毛がキシキシしたが毛も慣れてきて今は一切それがなくなった。そして、50過ぎている割には白髪はほとんどないし、抜け毛もなくしっかり生えている。使っているのは北九州に本社があるシャボン玉石鹸。いい面もまああるか!写真は私がずっと使っている石鹸シャンプーとクエン酸のリンス!

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蟻のように働きキリギリスのように遊ぶ、そんなに器用に出来たら一番いいのだが・・

一人でできる子が育つ「テキトー母さんのすすめ」

urx.nu/el3t

 

カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(10)

  1. 大信田昌宏 より:

    「蟻とキリギリス」、私も子供のころからその話を聞いて育ってきました。

    この物語は親が子供に〝こうあってほしい〟という願望を植え付けさせようとしている節がありマス。

    結果、子供が非行に走るなんてことも多々あるでしょう。

    蟻の行動とキリギリスの思想、
    この2つを組み合わせるのは難しいですが、「近づけていく」事をしていきたいですネ☆

    (^^ゞ

  2. bear より:

    おはようございます。私は、帰省のたびに伯父に会いにいくのですが、いろんな話をしてくれます。「情けは人のためならず」だからな・・・今までは、さらっと聞いていたのです。自分のことで、いっぱいだったんですきっと!最近は、すごくわかる気がします。結局のところ「ありがとう」といわれることで幸せを感じる。昔の人のすばらしい教えですね! 

  3. 斎藤 操 より:

    私は若いうちに遊びほうけて、年老いてからなんら蓄えもなく、子供に金銭的な迷惑をかけるような、みじめな生き方はしたくありません。
    立石さんは、どうしてコツコツ努力する人のことを否定するのですか?

    将来のことを考えず、その特その時さえ楽しければいいのなら確かに楽ですよね。でも、そんな刹那的な生き方はいつかツケかまわって後悔する時がくると思います。そうなっても、後の祭りではないでしょうか?

    • 立石美津子 より:

      齋藤さん

      もうコメント控えて頂けますか。
      私が発信する内容があなたの考えと合わなければもうアクセスしないでください。
      私も気分が大変悪いです。

  4. 斎藤 操 より:

    どうしても立石さんにお詫びをしたくて、コメントすることをお許し下さい。
    大変失礼かつ不愉快なコメントをしてしまい、申し訳ありませんでした。
    斎藤さんの本を読んで、大変感動したので、ブログを読ませて頂いたのですか、私にとっては立石さんの文章が過激に感じられて、反感を感じてしまい、ひどいコメントをしてしまいました。
    いくら自分と考えがちがうからって、誹謗中傷した自分を今は恥じています。
    こんな私に人様のブログを読む資格はありません。
    本当に申し訳ありませんでした。

    • 立石美津子 より:

      齋藤さんはまだお若いのでわからないことも多いんだと思います。これから、いろんな人生経験を積むと正義ではいかないこと、不条理なことがあることを感じることもあると思います。
      長所も短所も弱いところも強いところも全部受け入れてこそ人間。パーフェクトな人はいませんから・・・
      これから沢山の勉強をしていってくださいね~

  5. 斎藤 操 より:

    非礼なことをしたにもかかわらず、温かいお言葉を頂き、ありがとうございます。
    これから勉強し、人生経験をたくさん積んで行きたいと思います。

    • 立石美津子 より:

      齋藤さん

      自分の主張をしっかり言えることことは長所でもあるんですよ。凹まないでくださいね。
      私もかなり喧嘩っ早いです。だから人ともぶつかることも多いです。
      だからこそ、鋭い発信ができ著者としても認められているんだと思います。
      自分を否定はしないでくださいね。

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