2013.09.24

人気のないブログ

昨日、昔、録画しておいたテレビでお笑いタレントの“くわばたりえ”が子育ての悩みをカウンセラーに相談するトーク番組を見た。こんなことを言っていた。

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「私は今、二人目妊娠中、上の子がまだ3歳にならないで下の子が生まれたらどうやって二人の幼い子を一人でお風呂に入れたらいいの?旦那は仕事で帰りが遅いし・・・それから、ママ友から下の子が出来たら上の子に我慢させることが多くなり上の子が精神的にかなり不安定になると聞いた。兄弟を作ってあげたいと妊娠したけれど、上の子も可哀想、一体、私はどうしたらいいの!」と号泣して訴えていた。

 

 

 

それを見ていた私は冷たく「この人、どうして、こんなことで泣くんだろう?贅沢すぎる悩みじゃあない?」なんて一人テレビに向かって吠えていた。更に私の一人トークは続く。「不妊で悩んでいる人もいるし、一人目はいても二人目不妊で苦しんでいる人もいる、シングルで育てている人もいるのに」と一人で誰も相手にしないで語る。私自身が不妊であったことや最初からシングルで育てていたこと、食物アレルギーと自閉症児であったことなど思い返せば「よく育てたなあ・・・」と思うからだ。それに比べて「旦那もいて仕事もあり、健常児の子どもが既にいて何を泣いているんだろう」「いいや、結構この人も苦労人だろうからこんな小さなことで号泣する訳がない。この涙はテレビ用に演じているに違いない!」と思い呟きは続くのであった。

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私の周りには「結婚して家庭もって子どもを産みたい」と20代の頃から強く思いながら30代になっても相手させ見つかっていない人もいる。それから一人目が障害児だったため「親亡き後、この子を置いて死ねない。この子のために兄弟を作ってやろう」と次の妊娠を考えるが「もし、次も障害児だったら」と不安がよぎって二人目を躊躇している人もいる。実際産んでみたら一人目も二人目も自閉症児であった友達もいる。自閉症児の場合は遺伝的要素もあるのでこれは可能性として大いにあることである。それを知っているから悩んでいるのである。

 

 

 

この間、ある幼稚園で親の集まりがあった。私は自分の素性を明かさないで一個人として参加していた。その時、「子どもがちゃんと食べてくれない。おもちゃを散らかす。子育てが辛い」と泣いていた親がいた。一人のダウン症児を持つお母さんが、そのママに対して「それはとっても贅沢な悩みです」とバシッと言っていた。隣に座っていた私は思わず「うんうん」と共感して頷いてしまった。

 

 

 

このアドバイスをしたダウン症児を持つママは一人の親として感想を言ったからまあいいのだが、私の場合はどうだろうか?それを口走ってもいい立場なんだろうか?私は一個人というより子育て本を出したり講演会をするなどある意味、ちょっと大げさだが『子育て界の公人』である。だから、私からしたら瑣末な悩みを訴えてこられた時も、自分の経験は棚の上において、その人の身になって親身になって真剣に考え救ってあげなくてはならない立場、それでないとプロではない。それなのにテレビを見ただけで文句たらたら。

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そんな自分の姿を客観的に分析して、ふと「私にはこの仕事を続ける資格なんてないのでは・・・」と思った。「辞めちゃおうかな。こんなこと」と思ったりする。でも経営陣である仕事をする女。一人の男性社員には妻、子どももいてその人たちが会社が傾けば明日のご飯に困ることになる。だから社員の生活を守るため途中で投げ出すことはできない。私自身もこの社員と同様。だから、夫に養ってもらっている人のように簡単に「嫌だから辞めちゃおう」と出来ないのが辛いところ。又、こんなこと書くと批判を浴びそうだが、ちょっと壁にぶつかったり嫌なことがあると感情的になって仕事を投げ出す女性を見るととても腹が立つのも正直なところ

 

 

 

くわばたりえさんの子育てブログ『やせる思い』ママ達に大人気らしい。一般の親が共感できる内容てんこ盛りだから人気があるのだろう。でも、これに対して私のブログはシュールで辛口過ぎるし、子育ての参考に全くならないから、一部のマニアからしか指示されない地味なブログにこれからもなっていくんだろうと思う。でも、芸能人でもないのに「これ食べました。うきゃ!」「行列並びました。あは!」のつまらないブログよりはましかなあ・・・・と思ったりもする。

 

 

それから、息子よりももっともっと障害の重い子どもを持つママは「なんて立石さんは贅沢なんだ」と私がくわばたりえさんに持っているのと似た感情をこれを読んで思うと思う。それから、手に職もなく夫からDVを受けている人から見れば「立石さん、仕事も持って経済的に自立していて贅沢な悩み叫ぶな!」と怒ってしまうだろう。こんなに器が狭い私、益々、自分が嫌いになってきてしまった。読後感の実に悪いブログでいつも読者の皆さんに対しては申し訳ないと思っている。ごめんね・・・・

 

 

カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(4)

  1. 大信田昌宏 より:

    本日のブログ、
    非常の耳の痛い話ですナ!

    (>_<)/

    私はまだ、独身なので、とにかく、相手を見つけ、
    結婚する事から始めマス!!

    • admin より:

      日本の少子化を食い止めるためにも早く結婚して家庭を持ってくださいね!

  2. 大信田昌宏 より:

    了解しました!

    (`▽´)ゞ

    1日でも早く奥様を迎えられるように今日も出会いを探しマス☆

  3. たーくん。 より:

    はじめまして。
    立石先生のブログにはまり、最近毎晩寝る前に拝見させていただいております。癒されます。面白いです。私にも自閉症の息子がおります。喧嘩もしますがかわいらしくて大好きです。
    先生の生き方かっこよくて憧れます。
    では、失礼します。

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