2013.10.22
アンパンマンの哲学
アンパンマンの生みの親、やなせたかしさんが先日、亡くなった。私はアンパンマン世代ではないのでその哲学を知らなった。やなせたかしさんはその壮絶な戦争体験によりアンパンマンを生み出したという。
以下はネット抜粋(やなせたかしさんの言葉)
行軍したり、泥だらけになってはい回ったりするのは、一晩寝ればなんとかなる。ところが、飢えはどうしても我慢できない。食べられないというのは、ものすごくきついですよ。飢えれば人肉だって食べようという気持ちになるんだから。仕方がないんで、その辺の野草を煮て食べたりしたんです。まずいのもあるんだけど、大体は酸っぱいんです。内地に残っていた銃後の国民のほうがよほどつらい目を見ている。たとえ、戦火に逢わなかったとしても飢えに苦しんでいる。正義のための戦いなんてどこにもないのだ。・・・・中略・・・・・
逆転しない正義とは献身と愛だ。それも決して大げさなことではなく、眼の前で餓死しそうな人がいるとすれば、その人に一片のパンを与えること、困っている人、飢えている人に食べ物を差し出す行為は、立場が変わっても国が違っても「正しいこと」には変わりない。絶対的な正義なのだ。
やなせたかしさん自身が目も耳も悪くなって引退を考えていたところ、東日本大震災が起こり「引退なんて言っているのは贅沢だ。そんなこと言っている場合ではないぞ、自分が今できること、それは、これからもアンパンマンを通して夢を与え続けること」と言い切って94歳で亡くなるまで生涯現役だった。
果たして私はどうだろか?
「表現するのが好き」と言って自分の言いたいことだけ叫んでいるだけではないか?誰のためにもなっていない。自分のためだけの勝手な叫び。たまたまそれが辛口、図星、面白いと世間に受けて本として売れたり講演会に呼ばれたりする。それでいい気になって浮かれているところが私の心にはあったのではないだろうか?大きな勘違い。今、私の周りに起こっている様々な事象を観察していると人から受け入れられていないことがわかる。そして私も相当苦しんでいる。今一つ自己中から他者中心に変わらなくてはならない時期に来ているのではないか。
絵本だって売れ筋が良書とは限らない。自分の本でも138ページに書いた。
だから本が売れたことイコール自分が評価されたことではない。部数出れば出版社は喜び印税も入ってくる。だから、ちやほやする。それに惑わされては絶対にならないのだ。ある意味、利用されているだけと思わなくてはならない。
※編集者様、出版社様ごめんなさい。資本主義社会、会社は売り上げを上げて社員の生活を守らなくてはならないので”利用されているだけ”と言う言葉は語弊がありますが、自戒の気持ちを込めてこう表現することをどうぞお許しください・・・
数年前から私の頭の中には一つの構想がある。それを本としてまとめたいと思っている。一つのイメージしている○○○○○というキャラはあるが、ここで書きたいが出版前に他の人に持っていかれそうなので残念ながら紹介できない。
やなせたかしさんを目標にして著者自身ではなく、そのキャラクターが人々を救う、立石美津子が前面に出ないでそんなキャラクターのプロジューサー、影武者なりたい。自分が目立っては人を救えないのだ。構想の現実化は私の中の予定では来年の秋。まだ編集者の目にも止まっていないし、もちろん出版社も決まっていない。見通しは立っていないが絶対に実現させたいと強く思っている。
今、来年3月に青春出版から出す4冊目の本を今書いている。世間をあっと言わせるきわどいテーマだが(まだ公表できない)辛口だけどどこか笑える心温まる役に立つ内容にするように心がけて毎朝、朝3時半~5時55分(息子の起床時刻まで)の脳が一番活性化しているゴールデンタイムに書いている。楽しみにしていてください!(※人を傷つけないホッとする内容にしたいので笑顔形状記憶グッズのスマイルキーパーを加えてパソコン打ってます。笑顔の形状記憶ブログに昔、書いてます→
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カテゴリー:正直なつぶやき
「アンパンマン」の著者・やなせたかしさん、
悲惨な戦争体験から得た物語の数々、私はその世代なので何度もアニメで小学生の頃に視ました!
今回のブログは立石さんがやなせさんの立場に置き換えて考えたみたいですネ。
あまり深く考えず、ご自分の表現したい事を思いっきりやっていただたいです☆
(^人^)
いつもありがとうございます!立石美津子