2014.09.12

性の問題

色々な人の講演を聞きに行く、あ・た・し・・・

 

自身のスキルアップ、著者としての引き出し作るため・・・そんなスケベ心ではにゃい~単に悩んでいることがあるから解決したくて出かけていく。

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息子は14歳、知能は幼児でも身体は立派な大人。今まではパニック、自傷などの対応で試行錯誤してきたが、思春期を迎えた今、性の問題は避けて通ることが出来ない。

 

 

 

とある講演会

講師は立派な○○教授の講演会・・・・・・

 

「自閉症のカナータイプの人は性的な対象は必ずしも異性ではなく性的興奮を覚えた場所、物に固執する。アスペルガータイプは健常者のように性的興味を異性に持つが、相手の気持ちを読めないコミュニケーション障害なので一方的である傾向」との話があった。

 

 

カナータイプ?アスペタイプ?

 

「?」の方のために、ちょっこっと説明・・・

 

 

カナータイプの自閉症は古典的自閉症と呼ばれるように知的障害があり、言葉はなく、あっても一方的、乳幼児期は抱かれるのを嫌がる目が合わないなどのタイプ。

 

アスペルガータイプとは知的遅れもなく言葉もあるが自閉症なので社会性の欠如、想像力の障害がある。

 

 

 

アスペルガータイプは例えば毛が薄い人に「どうして、あなたは剥げているのですか」とか、太っている人に「太っているね」と言ったりする。

 

 

「太っている人に太っていると言ってはいけないのよ」と親が教えたら、今度は「こういう太っている人に太っていると言っては失礼にあたるんだよね」と本人の前で言ったりして、ヒヤヒヤする。

 

とっても心に正直なんだかこれでは困る。空気を読めない・・・トラブル続き

 

 

だから当然、思春期以降、何かと異性との関係でトラブルを起こしやすいのはアスペルガータイプ

 

 

 

 

でも~でも~カナータイプとアスペルガータイプを診断するだけでは何の解決にもつながらない!

 

 

だから、こんな講演聞いても知識が増えるだけで解決には至らない・・・・また、大変な日々が続く。

 

 

あるお母さん・・・・我が子の言葉が遅い、動きが激しい、集団で行動できない。だから「怪しいぞ」「グレーだぞ」と不安に思い、小児神経科の門を叩いた。

 

 

すると「はい、広汎性発達障害(=自閉症)ですね」と医師は診断するだけで、その後の訓練や手段、育て方を教えてくれない~これが現実。

 

 

医師を頼っても解決せず、療育施設を探す。でも満員でなかなか入れない。1年、2年待ちなんて当たり前の世界・・・

 

空いてる療育機関はびっくりするくらい高額だったりする。

 

 

 

講演会も同じ。何だか単なる知識だけを学ぶ内容の講演会も多い。

 

 

目の前で起こっている問題行動についてどうすればいいのか悩んでいるから、みんな時間を作って出かけていく。

 

 

カナータイプの自閉症かアスペルガータイプの自閉症か区分けしてもらうことではなく、今起こっている目の前の問題を解決したい~それで参加する。

 

 

さて、思春期の障害児を持つ親の悩み。ざっとこんなところ・・・

●性器いじりをする

●人前で自慰行為をする

●気に入った女の子を見ると人前だろうが相手が嫌がっていようがお構いなしに抱きつく。

 

そこで、また、別の講習会に参加した。

 

講師は、特別支援学校やグループホームで主に中学・高校の自閉症の生徒を現場で40年関わっている先生。主に中度・重度のカナータイプの子どもの対応。「性を学ぶことは生きることを学こと・・・“性”は“生”」という内容だった。

 

 

 

1981年 国際障害者年「心身に障害のある人々は全て性的な存在でもあり、社会の構成員として性の喜びを享受する権利がある」とあり、世界保健機構(WHO)「性的に健康であるためには、性と生と性的関係に対して肯定的かつ経緯ある態度で臨むこと・・・」と記載されている。

 

 

これらの意味わかんない記載を講演では次のように噛み砕いて話をしてくれた。

アドバイスは下記

 

●性器いじり・・・性器いじりをしたら怒ってはダメ。性器いじりをするコーナーを作ってやる

 

●人前で自慰行為・・・・場所を作ってやる

 

などなど・・・

 

 

 

知的障害のある子ども・・・・・健常の子どものように友達に聞いたり、自分で方法を見つけたりネットやエロ雑誌で知識を得ることが出来ない。

 

 

ハグだってサッカーで勝った時は皆でハグしても、知らない人に可愛いからとハグしてはならない。大切な人が悲しんでいる時は身体をさすってやるけど、そうでない時はNG。こういうことをいちいち教えていく必要がある。こんな本も実際に出ている。

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お風呂での身体の洗い方、歯磨きの仕上げ磨きなど手助けが必要な人達。

 

 

定型発達児は親が歯磨きの仕上げ磨きをしなくなるのは3~4歳くらいだか、障害のため口腔内が狭く歯並びも身体的特徴で悪く自分で磨けない場合は、中学になっても高校になっても仕上げ磨きを先生や親がする。

 

 

 

これと全く同じで自慰行為でうまく射精できない障害児の場合は歯磨きと同様なことを親がやっていく必要がある。

 

 

中途半端にしてしまうと排尿を途中で中断させられたよう不快な感覚がつき色々な問題が起こってきてしまう。手足が動かない人、知的に重い障害がありどう処理していいかわからない我が子に対して親が自慰行為を手助けしてやることも実際ある。

 

 

 

”セックスボランティア”という言葉がある。ウキペディアにも次のように書いてある。こちら↓

 

「親という立場で出来ないようになるとセックスボランティアといって身体または知的障害を持っていることが原因で、セックスの機会を得ることが極端に少ないか、セックスあるいは自慰行為いうこと自体が物理的、肉体的に困難な人々に対し、性行為の介助を行う人のことである。

 

 

ホワイトハンズという性の介護を行う社団法人もある。

www.whitehands.jp/menu.html

 

 

 

こんなテーマで書くと又なんか言われそう~でも、大事な体なことだから見て見ぬふりをしてスルー出来ない問題。蓋をするから「悪いこと」とマイナスイメージが付きまとう性の問題・・・・

 

 

 

「性について語ることは嫌らしい、下品、汚いもの、悪いもの」というフィルター通してみるからそう感じててしまうんだと思う。

 

 

 

おそらく、その人自身が性に対してきちんと性教育を受けず、何となくよくないものという否定的な意識を植え付けられたから不愉快な感情を持ってしまうのかもしれない。

 

 

 

障害児の親にとっては毎日起こる大変な問題。障害児を育てるということは健常児しか育てたことのない親には決してわからない筆舌に尽くしがたいことが沢山ある。

 

 

それを知ってもらいたくて今日は書きました。

更に保護者向けに話をする講師は具体的解決法を示して下さい~

それから、参考までに下記も読ん下さい~「七生養護学校事件」

ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E7%94%9F%E9%A4%8A%E8%AD%B7%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 

こちらの映画も・・・

eiga.com/movie/79140/

 

今日も長いブログを読んで下さって、どうもありがとうございました~  BY MITSUKO

 

「テキトー母さんのすすめ」よろしくお願い致します。
urx.nu/el3t

普通の画質

 

 

カテゴリー:正直なつぶやき

コメント(16)

  1. 大信田昌宏 より:

    ほほぉ!(゜o゜)
    そういうボランティアがあるとは驚きです!!

    現代はそういったボランティアが必要になるんでしょうなぁ!時代を感じマス。

  2. 斎藤 操 より:

    社会福祉学を専攻している女子大生です。休日は障害者施設でボランティア活動をしています。

    セックスボランティアなんてとんでもない話です。

    ボランティアとはいえ、恋愛感情がない相手の障害者との性行為をするのは抵抗があります。いくら異性に接する機会が限られているからといって、性交渉の相手をボランティアに求めるなんて、その人の人権を侵害することになりませんか?体のいいレイプと一緒だと思います。

    障害者のかたやその親御さんのお気持ちはわかりますが、健常者にだって愛していない相手との性行為を拒む権利、純潔を守る権利はあるはずです。

    ボランティアは慰みものではありません。

  3. 斎藤 操 より:

    つけ加えます。
    どうしても息子さんの性処理させたければ、風俗を利用されてはいかがでしょうか?
    ボランティアの女性に体を提供してもらおうなんて、いくらなんでも酷すぎます。身も心も一生傷つきます。
    冷たい言い方かもしれませんが、どうぞ女性側の気持ちもお察しください。

  4. 西村さなえ より:

    セックスボランティアは必要だと思います。
    性は決して悪や、恥ずかしいものではないです。

    生きていたら、当たり前の事だと私は思います。
    私は自然現象だと思っています。
    なぜ赤ちゃんが産まれるのか
    恥ずかしい行為をしたから、私達はここにいるのですか?
    立石さんのお言葉には説得力があります。
    なぜなら、現に今、目の前に息子様と関わっているのですから。
    これが生身の人間を育てる親の声だと思います。

  5. 匿名 より:

    上のコメントは、一般のボランティアの方に性的処理も一緒にお願いすると勘違いしてるんですかね。
    専門のボランティア機関を活用するんですがね。

    • 立石美津子 より:

      そうかもしれませんね。いろんな考え方があるので・・・コメントありがとうございました

  6. さとう かおり より:

    立石さま
    はじめまして。
    発達障害の娘を持つ母です。カナーではありません。アスペ…ぽいし、WISCも凸凹ですが、ドクターもあえて診断をつけませんでした。自閉症スペクトラムははっきりですが、漢字はLDだし、色々網羅してる様で。
    さて、いい記事に出会えました。感謝です。
    女の子はどうなってくのか。かなり感覚過敏の娘はキスにその後。。できるようになるのか。まだ小学校中学年ですが、漠然と思います。まず、恋をするのかなぁ…好物のきゅうりの浅漬けをくれたから好き❤️になってるような。
    この本、先生の本も勿論購入、拝読させて下さい。
    セックスボランティアの方は必要性に大変な理解を持って、接して下さってるかと存じます。
    福祉士を目指されてる女子大生さん。お母さんと思春期の男の子を持つ親にとって、大変な悩みです。
    本当に本当の現実なのです。誰だって利用しないで済むなら一番。でも、このボランティアの方は本当の専門家だと思います。だから需要と供給があること。目指すお仕事が専門ならば、現実を直視して頂ければ、ありがたいと思いました。

    • 立石美津子 より:

      佐藤様

      ありがとうございます
      批判コメントがあり色々反省しているところでした。
      ダウン症児を持ったママが我が子の陰部を見て「これをこの子は使うことがあるんだろうか」と悲しんでいました。
      これ現実ですよね

  7. 野上美希 より:

    セックスボランティアというのはセックスをさせてあげるボランティアの事でしょうか?
    なんかそんな事をボランティアに求めるなんて。
    性の対象を求めている同士がお互いにセックスすればいいと思います。
    自分も求めているから求めている人に体を差し出す。
    親の立場から、セックスボランティアが必要と考えるのならば、まず我が子をボランティアとして活動させればいいと思うとのですが。

  8. 匿名 より:

    学生時代に、筋ジストロフィーの患者さんの介助ボランティアをしていました。患者さんから直接セックスボランティアを頼まれたことはありません。でも、男性ボランティアや入所施設の職員さんが射精の介助をするという話は噂程度に聞いていました。また「最近◯◯さんはどうしてる?元気かなぁ」とボランティア仲間に尋ねた際、「実は他の女の子が自慰行為の介助を頼まれたって聞いて…それ以来疎遠なの」という話も聞きました。障害者の性という問題に初めてぶつかりました。まだ若かったこともあり、戸惑いましたし、正直「聞きたくなかった〜!」とも思いました。でも、特に男性にとっては性の問題は避けて通れないんだろうなとも思いました。

    その後は特に障害者支援活動などはしておりませんので、現代の実情がどうなっているのかはよくわかりません。

    健常者であっても、我が子の性教育には各家庭ごとに温度差がありますし、性教育でなくても、性の話はしにくいものです。

    拒否反応を示してしまう気持ちもとてもよくわかります。でも、障害を持った方だって、性欲は芽生えてしまうのです。知的な問題がある方は、ご自分の欲求が何なのかもわからないで戸惑うことだってあるかもしれないです。手足に障害があるかたは、どうやってマスターベーションすれば良いのでしょう?

    若い人には難しい話題だと思います。割といいトシになった私にだって難しい。我が子のこととして向き合わなきゃいけない立石さんのお気持ちなんて、きっと想像したって追いつかないでしょう。でも、私は切って捨てるように無視することはできないのです。自分の息子だって間違った情報のせいで歪んだセックス観を持たないとは限りません。だから勉強しますし、考えることをやめられないのです。

    障害者の性的支援が、社会的にもっと認知され、何か良い解決策が生まれることを祈ってます。祈るだけしかできなくてすみません。。。

    • 立石美津子 より:

      沢山のご意見ありがとうございます。
      でも、壮絶な子育てをしている障害者の親がいることをわかってください。
      性は生なのです。これを自然に処理できない人達への理解を求めたいと思い書きました。。
      親は子どもを理解し守り、「生きていて良かった」と思わせたいのです。
      性の喜びもその中に含まれます。

  9. 匿名 より:

    この記事、読めて良かったです。何故なら、知的障がいをもつお子さんをもつ親御さんのブログが「天真爛漫で素敵」「癒し」みたいなことを、書く方が多いからです。そんなぬ簡単じゃないでしょ、そんなに素敵なことばかりじゃないでしょ、性衝動とどう接してるの?と思うからです。性衝動を抑えられないことによる、犯罪、多いですよね。人権で記事にならないけど。女の子も分別がつかなくて、妊娠やら性産業に抵抗なく、と聞きます。
    でも、ご家族だったら、わかってるんですよね。そんなこと。でも、ブログだから、素敵なことを沢山発信して、色々なことで心が弱っている人達が少しでも前に進めれば、ということなんですね。

    • 立石美津子 より:

      ありがとうございます。私はいつもそのまんま書いている物ですから・・・癒し系のものが多いんですね~

  10. 斎藤 操 より:

    立石さんへ
    私の短慮さこら数々の失礼かつひどいコメントをしてしまい、申し訳ありませんでした。立石さんを傷つけたことを、深くお詫び致します。
    皆さんのコメントを読んで、自分がいかなに不勉強だったか、思い知らされました。
    これから、障害者に関する事柄を幅広く勉強し、人としても修行していきたいとおもいます。
    大変失礼しました。

  11. ちゃい より:

    今更このページを拝見したので
    今更なんですが、皆さんセックスボランティアを
    かなり誤解しておりませんか?

    あくまで手を使った性的側面の介助をするのであって
    ボランティアさんが裸になって
    実際のセックスをする訳では無いですよ

    以前NHKでも放送されてましたが
    表面の言葉だけで混乱してはいけませんよ!

    • 立石美津子 より:

      実際のSEXしないと分かってます、正しい理解してますよ。文章よく読んで下さいませ。

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