2014.09.16
連れ小便で学校を選んではいけないのか?
連れ小便=つれション
連れ立って“しょんべん”に行くこと
授業中「先生おしっこ~」と叫んだ否や股間を押さえてトイレにダッシュする男児
「僕も」「あたしも」と伝染病のように感染し、行きたくもなくても席を立つ子ども達。
そして教室には誰もいなくなる。連れション・・・
習い事の連れション
仲の良いママ友の子どもが英語を習い始めた。子どもが何の興味も持っていないのに真似して通う。ママ友の子どもが体操教室に通う。嫌がっているのに真似して通う。
ママ友の子どもが退会する。真似して一緒に連れ立って退会する。
こうしてパパが汗水垂らしながら働いて得たお金をドブに捨てている“真似っこママ”
職場で一人の保育士が退職する。真似して連れ立って退職・・・
自分がこうしたい、人生設計、将来像はそこにはない。無計画に流される・・・
息子は今、中学2年生
1年後には高校進学が待っている。
私の頭の中では何となく「高等部は○○特別支援学校」と思っていた。障害児のママ友の子ども達がほとんどそこへ進学するから~
息子自身も行きたがっている“○○特別支援学校高等部”
理由は単純、別れたお友達と一緒になれるから・・
さて、息子の経歴 知的障害がある自閉症(療育手帳は4段階の中で3度=つまり軽度ではなく重度でもなく中度)
乳幼児期・・・保育園
小学校1・2年・・・特別支援学校(旧 養護学校)
小学校3年~6年・・・特別支援学級(旧 特殊学級)
中学1・2年・・・・・特別支援学級(旧 特殊学級)
小学3年生で特別支援学校のお友達とはバイバイした。区立の特別支援学級に転校した息子は、1・2年生の頃、一緒だった友達と又高校で一緒になれると今から喜んでいる。
何故なら・・・今の日本では特別支援学級は義務教育期間の小学校と中学校にしかない。
だから普通高校に行っても特別支援学級はなく健常児と一緒のクラスで勉強することになる。
だから障害が中度だったり重度だったりすると特別支援学校高等部に進学することになる。一旦、小中学校で特別支援学級に在籍していても、高校で普通高校に行くことはなく特別支援学校に進級する。
まったくもって立ち遅れている高等部の特別支援教育!
息子の障害は軽度ではないので、○○特別支援学校高等部に入学する。ママ友もいるし息子の知り合いも多いし~そんなつもりでいたある日のこと・・・・
興味があって、とある高校の学校説明会に参加した。対象者は主に発達障害児
学習障害(LD)、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)、自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群)対象
つまり、グレーな子ども達
息子は軽度ではないので、厳密に言えば発達障害の範疇には入らない。だから「入学したい」と望んでも「お呼びでない~」かもしれない。でも、関心があったので話を聞きに行った。
あと、15日でオープンする高校。赤坂御苑の豊かな緑を一望できる一等地、青山にある。
その名は“アイエスエフネット高等学院 明蓬館SNEC青山”!
福岡に本校がある明蓬館高等学校の通信制高等部(既に品川御殿山にもある)
運営法人は(株)アイエスエフネット日本一障がい者雇用をしている会社
アイエスエスエフネット+明蓬館高等学校 合体したような感じ
だから、学院長はアイエフネット社長の渡邉幸義氏 ↓
校長先生は明蓬高等学校の日野公三先生 ↓
通信制と言っても家で学習する訳ではなく週4日は通う形で個別支援を受けられる。
障害特性に合わせて授業が行われている。
「どんなことでパニックを起こすのか」「パニックの引き金になるNGワードはなにか」「強みは何か、弱みは何か」「得意なこと、不得意なこと」を保護者に詳しくヒアリングして支援してくれる。
(株)アイエスエフネットについては前のブログ“悩ましい就労”で書きましたのでご覧ください。こちら↓
説明を聞いてはたと気づいた あ・た・し・・・
連れション感覚で高校を選んでよいのか!よ~く考えてみると、高校3年間終了すると就労が待っている。○○特別支援学校に通わせるのがベストな選択なのか・・・
18歳になると自動的に社会に出る子ども達。作業所に行こうが一般就労しようが大海にほおり出される。だから、当然、特別支援学校高等部では就労に向けて訓練がある。が、しかし・・・職業訓練と言っても一般的なもの
高校卒業後、就労しても続かない人も多い・・・社会は厳しい、生産性の高い人間を欲しがる、そんなに配慮はしてくれないのが実態・・・人間関係でトラブルを起こしたり苛めにあったり・・・・そして引きこもる・・・鬱、リストカットなどの二次障害・・・
明蓬館高等部は就業先を具体的に考えてのシステムがばっちりある。なんせ母体は特例子会社も経営する日本一、障がい者雇用をしている会社だから~
何故、アイエスエフネットは高等部設立にまで至ったのか・・・
それは、たとえ多くの障がい者を雇い理解がある会社でも、18歳から障がいに配慮する支援をスタートしてもちょっと色々あるらしい・・・・
それは、二つ目の障害、二次障害(=元々の生まれつきの脳の機能障害に対して適切な育て方をしてこなかったため後天的に発生してしまった障害)をこじらせて入社してくる人も多いから・・・
そうなると「二次障害の併発により複雑な障害となる前に」もっと早い段階で障害特性に合わせた個別指導を通して〝自己肯定感“を築いた方がいいということ。だから、高校をオープンするに至ったらしい・・・
でも、自己肯定感はもっともっと早い時期、出来れば生まれた直後からつけてくことが大切
定型発達している人に対しても同じ~書店には雨後の筍のように「プラス思考」「ポジテイブシンキング」の本が並ぶが、自己肯定感がない人に対して、大人になってそんなもの読ませたって沁み付いた悪い思考回路は変わる訳がにゃい~!
私自身も全くもってそう・・・親から一切、褒められることも認められることもなく「お前はダメだ、ダメだ」と言って育てられた。結果、どうなってしまったのか・・・
超自己肯定感が低くなってしまい常に「自分は価値がない人間」と思っている。他人は私に「そんなことないよ」とは言ってくれるが私の脳は決してそうは思わない。「見捨てられ恐怖」が常にあるので存在承認を求めるゾンビと化してしまっている。認められたいとストイックに仕事をし、恋愛に関してもちょっとストーカー化する傾向~
ストーカーについてはこちらに書いてます ↓
だから斎藤クリニック(=インナマザー・アダルトチルドレンの著者の精神科医“斎藤学先生”のクリニック)に通っている。コレステロールが高い人がコレステロールを下げる薬を飲んでいるように、「何でもマイナスに捉えてしまう。ほっておけば鬱になる困った脳」を何とか気力アップするために抗うつ剤を飲んでいる状態
斎藤クリニックは こちら ↓
だから、学院長の渡邉社長はもっと早い段階からということで、中学、小学校、幼児、乳児、0歳、胎児、親になる前からの一貫したシステムを作りたいという・・・
その第一歩が高校・・・
確かに・・・
子どもが生まれる前から親になる時の知識を入れておくことは重要
6歳の就学時健診で「グレーだ」「怪しい」「障害があるかも」と言われ特別支援学校や特別支援学級に行くようにアドバイスされ大ショックを受ける親
「うちの子をバカ扱いした!」と行政を訴える裁判も多くあるらしい。教育委員会の人が私に「『特別支援学校、特別支援学級に行きなさい!』なんて親御さんに強く言えないんですよ~」こっそり零していた。
(息子は6歳の時点で特別支援学級でも良かったのに、私が「何をしても褒めてもらえる環境に入れたい」と特別支援学校の選択をした。自分の親を反面教師にして・・・だから教育委員会の人は「珍しい親、話が分かる親」と思ったらしく本音を打ち明けてくれた)
子どもの長い一生、少なくともあと60年は生きる。
そう考えたら「友達がいるから」「家の近所だから」「校舎が立派だから」「制服が可愛い~」そんなくだらない安易な理由で高校を選択してはいけないと思う。目先のことではなく、障害を見据えて将来設計をしなくてはならない。高校を単体として考えてはいけないと思う。
ファミレスで友達が「和風ハンバーグにする~」と言って「私も同じのにしようかな~キャハ~」はよい。でも友達が「○○高校にする~」と言ったからと「うちもそうする~」の連れションはよくにゃい!
高校1年からではなく編入も受け入れているそう。
興味のある方は是非一度、学校説明会に行かれてはどうでしょうか・・・
こちらです ↓
www.at-mhk.jp/chairmanblog/snec_snec10.html
今日も長いブログを最後まで読んで下さって、どうもありがとうございました。
BY MITSUKO
カテゴリー:正直なつぶやき
「あの人もこうだから自分も~」というのは他の人と一緒だと安心感があるからでしょうネ!
他人に流されず、自分の意志を持つことが重要ですナ!!