2018.11.02
マンションの壁を破壊
今日もこんなブログにアクセスして下さり、誠に有難うございます。
先日、トラブル発生
息子が血が滲むくらい爪をむしっていたので、「黴菌が入るから、止めなさい!」と注意した。この私の言葉でスイッチが入ってしまい、家の中で暴れた。
それでも、パニックを起こしつつ、自閉症の特性か決まった時刻19時46分になったら、マンション地下にあるゴミ捨て場に、ゴミを捨てに玄関から出て行った。
5分後、管理室から連絡
「息子さんが、マンション共用部の壁を壊しました!」
更にタイミングが悪く、住人と出くわしてしまい苦情が出てしまった。
■カミングアウト
息子の障害のことは管理会社に伝えている。(巨大マンションなので複数管理人がいるが、全員知っている)
だから、苦情が出たとき、その住人に私の代わりに息子の障害のことを説明してくれた。
壊してしまった壁については、ぜんち共済に入っているので、修理代は保険でカバー出来そうだ。
過去にもプールの窓ガラスを割り、助けられた。
過去ブログ【暴れる子にこんな保険があります】
(ぜんち共済の榎本社長・親亡き後の相談室の渡辺伸先生)
もちろん、クレームを言ってきた方には私から謝罪した。
でも、管理人、ぜんち共済など、助けてくれる人がいることは、心強い。
■息子には理由があった
でも、こういうことが起こると、しんどい。
「なんで、暴れるの!」と頭にきてしまう。
ところが…
翌日、学校からの連絡帳を見たら職業訓練のための“身だしなみチェック”の項目があった。そこに「爪は短くする」と書いてあった。
これで爪をむしっていたのだ。手の爪だけでなく、足の爪もむしっていた。
強迫性障害がある息子は真に受け、必要以上にむしっていたのだ。
息子なりの理由があった。
それなのに私は「むしったら黴菌が入る!」と叱った。
矛盾した指示を受け、混乱した息子はパニックを起こし、マンション共用部の壁を壊した。
■学校に電話
そこで、担任に電話した。
私「学校からの指示をきちんと守って、爪を短くしようとして、手も足の爪も毎日むしっています。先生からやりすぎであることを、うまく伝えてくださいませんか?」
担任「全体注意したことを、自分にも当てはめたんですね。
『○○㎜は残す』とか『○○㎜になったら切る』では曖昧でわかりにくいので、学校に爪切を持ってきて、毎月10日・20日・30日に切る方法ではどうでしょうか」
そして…
10月30日の連絡帳には次のように書いてあった。
キメ細かくて、有難い!私自身が特別支援教育に慣れてしまっているので、卒業後カルチャーショックを起こさないようにしたい。
■成長した
幼児の頃、保育士が全体に指示したこと、例えば「トンガリ帽子を被って、皆で歌を歌いましょう」を「自分にも言われていることだ」と理解できず、こうして後ろで勝手に絵本を読んでいた。
でも、18歳になった今、全体への指示は「自分にも言われている」ということを理解している。
真に受けすぎてはいるが…成長した!
人の行動には必ず理由がある。
「私はまだまだ修行が足りないな!」と思うのでありました。
最後までお読み下さり、有難うございました。
また金曜日、寄って下さいね!
カテゴリー:正直なつぶやき
コメント(4)
いらいらは、よそ当たってはいけない。障害はあっても、それは教えていきたいですね。
お金の事もあるけど、今世の中防犯カメラもありますし。
公共のものにはあたらないように、学校でも指導してもらうようにしなければならないですね。
本当にそうですよね。そうしないと「障害者は怖い」とう社会の偏見にもつながりますからね
学校にいってる間になんとかなったらいいなー、ってことはありますよね。
就学、就労もだけど、その子なりに社会のなかで暮らしていける力をつけたい。やっぱ、人を怖がらせる行動をすると、一人で出歩かせていいの?ってなる。
一人でいても、ある程度、気持ちをコントロールできるようには大切です。保険だけですまない話になる可能性もありますから。
「保険だけでは済まない話になる」。。ううん、確かにそうですよね。自分の感情をコントロールできるように成長してほしいです!「ガンバ!息子よ」です。