2020.01.10

食べ物の好き嫌いをなくす唯一の方法

このブログは本音を書いている日記の延長です。読んでいて気分を害すると思われる方は、読まないでください。

 

※シェア自由です。

 

「好き嫌いをしてはいけません!出されたものは何でも食べなさい!」と必死になっている親がいる。

 

 

食べ物の好き嫌いがあることを「この世の終わり」みたいに焦り、エキサイトしている親がいる。

 

 

更に我が子が発達障害児なのに、それをやっている人がいる。

(健常児だって、強制はよくない)

 

 

自閉症児は一つの物にこだわりパターン化、更に舌の感覚過敏により偏食になることが多い。

 

 

好き嫌いが多いというより「フライドポテトしか口にできません」「○○社のレトルトカレーしか食べられません」という子もいる。

 

 

■唯一の方法

もし、自分が「三度の食事でバリウムをお茶代わりに飲みなさい!」

「芋虫を全部食べなくてもよいから…少しだけ切ってあげるから、一かけらだけでも食べなさい!」と言われたら?

絶対に嫌だと思う。

 

 

好き嫌いを失くす唯一の方法は…

 

 

嫌いなものを無理強いしないこと

 

 

「好き嫌いしないように食べよ!」と厳しく育てられ、色んなものが食べられるようになった人も確かにいる。

 

 

でも、嫌いなものを無理強いされて、それを一生食べられなくなる人もいる。私がそうだ。

 

 

■うなぎが恐怖

幼い頃、母から「ウナギ・レバーは栄養があるから食べよ」と無理強いされた。

 

 

うなぎの裏っ側の黒いベロベロの皮まで、食べさせられた。吐きそうになりながら食べた。

結果、大人になっても食べられないものはうなぎとレバーだ。

 

 

■ある青年から聞いた話

ある発達障害の35歳の青年が言っていた。

 

 

「親から『一口だけでもいいから食べて、これを食べたら許してあげるから』と言われ続けた。

 

 

一口だけ食べて許してくれるなら、なぜ、一口でも食べろと言うのか?と疑問に思っていた。でも、年齢を重ね、食事の幅は自然に増えていった」

 

 

■コメント

ある人のコメント

 

「小さい頃は味覚が大人より強く感じられることがあるから、昔、苦手だったものも大人になったら意外と食べられるようになった、ということを体験している人も多いと思う。

 

 

不味いから食べたくない場合は後に食べられるようになることがあるけど…

 

 

問題は強制されたことによる恐怖や嫌悪感が食材を見ただけで刷り込まれてしまうと、後々食べようとしてもトラウマや嫌悪感などは減らないため克服しにくい」

 

 

■児童精神科医の話

「一時的に無理に食べさせることに意味はなく、不安感からくるたくさんのこだわりを緩和し、本人にとって将来を生きやすくすることが一番の目的

 

 

『この人の薦めた物なら食べても大丈夫だろう』と安心できる関係を、時間をかけて作ることがスタートになる」

 

 

帆足暁子副院長の話より

 

 

■保育園で見た光景

保育園で働いていたとき、「残さず食べよう!お皿をピカピカにして!」と1~2歳児に対して強要していた保育士を見てきた。

 

 

更に残したおかずを白飯や味噌汁にドバっと入れて食べさせていた保育士もいた。そして、連絡帳に「完食しました」と書く。(←親は安心する)

 

 

子どもは大好きな白いご飯は白いまま、味噌汁はそのまま飲みたいだろう。

 

 

嫌いなものを入れられて拷問だ。「自分がそれをされたらどう感じるか」も考えずに…

 

 

 

■息子

息子は超偏食だった。

 

 

おまけに食物アレルギーもあったので、食べられるものが限られていた。

 

 

カボチャ、シュウマイ、納豆しか食べなかった。

 

 

今は「それ以上食べると太るから止めなさい!」と言っても、何でも大量に食べるようになった。

■食事は楽しい

大切なのは「食事は楽しい」ということをインプットすること。恐怖の食卓にしないこと。

Ⓒあべゆみこ

 

それから「好き嫌いが多い」ということは、それだけ味がわかるということ。

 

 

舌が敏感だということ。将来、有名シェフ、料理人になれるかもしれない。

(なんでも食べる子は味覚が発達していないのかもしれない…)

 

 

親はつい「世の中にはおいしいものがたくさんあるのだから、もっと食事の幅を広げてほしい」「同じものばかり食べていると、栄養が偏る」と心配になるが…

 

 

人参がダメだったらカボチャ、代用品はいくらでもある。

 

 

大人になって「あれもだべられない、これも食べられない」という人は少ない。

 

 

「偏食指導はほどほどに」と思うのでありました。

 

 

こちらの過去ブログも参考にしてください

【恐怖の館】

wp.me/p73B8w-3qn

 

 

健常児向けの「好き嫌いを失くす方法」については、下記に詳しく書いたので読んでください。

【厳しすぎる食卓】

ure.pia.co.jp/articles/-/50966

 


【今月の私の記事】

自閉症の子の友達関係

h-navi.jp/column/article/35027559?fbclid=IwAR0ZZHURW6vtzyIzHkAkMP5Xpjcqnv7pvVN6aZoiTpsnITBCB-etDcvoScI

 

第8回(2019年度)日本医学ジャーナリスト協会賞で大賞を受賞


「自閉症児を授かった母が、思い描いた『理想の子育て』から自由になっていく17年間の軌跡が、達意の文章で描き出される」「医の原点、命への畏敬であり、『真の啓発書』『異文化への入門書』」などと高く評価されています。

amzn.asia/d/dj4Upcw

amzn.asia/d/e1v855q

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こちら ↓

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カテゴリー:正直なつぶやき

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