2021.01.29
呪縛からの解放、息子から得たもの
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「障害児を産んだ親の負け惜しみだ!」と言われるかもしれないが…
自閉症児を20年育てて心から思える。
それは…
「人並であってほしい」「普通であってほしい」という呪縛から解放され、心が自由になったことだ。これが息子から得た最大のものである。
こうなると、子育ては俄然、気持ち的に楽になる。
他の子と比較して「あれができない」「これができない」と悩むこともなくなり、「生まれつきの障害があるのだから、出来ないのは当たり前」と思えるようになるからだ。
定型発達児を育てている親が子どもの受験戦争に巻き込まれ、「あの子は合格したのに、うちの子は不合格」とそれまではママ友として親しくしていたのに、相手を妬んでいる。
この様子を見て…
「私には無縁のこと。巻き込まれる環境ではなくよかったな」とシミジミ思う。
■しかし!
しかし、上記に至るまでの道のりは簡単ではなかった。
障害が判明し、真の意味で受容できるようになるまでの期間…
・「少しでも健常児に近づいてほしい…」と療育に熱心な鬼母と化した。
・自閉症児の親として経験がないので、その世界を理解できず、こだわり、パニックに付き合うのに疲弊した。
・比べる病に侵され、子どもを責め、自分も責めた。
©今井久恵
上記の期間に1年を要するのか、2年なのか、3年なのかは親によって様々だが、私の場合は5年間くらいかかったかな…(息子が小学校3年生くらいになるまで)
■新しい世界
小学校は特別支援学校に入学させ、放課後等デイサービスに毎日通わせることにより、私自身に障害児を持つ親とのコミニュティが出来た。
私と息子の周りには、自閉症だけでなく
ダウン症
プラダー・ウィリ症候群
脳性まひ
プラダー・ウィリ症候群
5pモノソミー(猫鳴き-症候群)
など様々な種類の障害を持つ子がいた。
そして「普通である」という呪縛から徐々に解放された。
どの親も苦労はしていると思うが、悲壮感は感じられなかった。
(特別支援学校の仲間と旅行したときの写真 ↓)
■真の受容とは
今まで持っていた親の古い価値観を捨てること
我が子に対して
「あなたは、あなたのままでいい」と承認すること
この作業は、まさに「普通」であることの呪縛を断ち切り、「世間体」とか「世間並み」といった横並びの生き方と決別し、我が子にとって最も幸せな生き方を理解し寄り添うこと
あなたはここに至るまで何年かかりますか?
今は朝、5時…息子の寝言が聞こえる。いとおしい。(起床後はしつこく同じこと聞いてきて、大変だが寝ているときは可愛い)
おわり
#発達障害 #自閉症 #こだわり #パニック #グレーゾーン #自閉症スペクトラム #立石美津子
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カテゴリー:正直なつぶやき
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