2021.02.05
障害のある人の将来の住まい、又村先生の話
※シェア自由
※金曜日 更新
※ブログなのであくまでも私個人の意見です
気分を害する方は→批判しないで、読まないようにしてください
東京都自閉症協会主催のオンラインの講演に参加した。
テーマは私が今、一番関心のあること。“親亡き後の障害者の住まいについて”
本当にわかりやすかった。(又村先生のお話は具体的で明確でいつもわかりやすい。前職は平塚の障害福祉課の職員、今は全国手をつなぐ親の会に転職されている)
■以下は又村先生の話を聞いて(私)が思ったこと
強度行動障害のある人、重度の人は私は当然、入所施設に行くしかないと思っていたが、それは現実的ではないらしい。
なぜなら、国は新たに入所施設をつくる事業所に対して補助金を出さない方針らしいので、今後これが増える見通しはない。
参考
www.nhk.or.jp/heart-net/article/81/
入所施設…19人殺傷の事件があった津久井やまゆり園のような施設、事件後、地域で暮らすように国は進めている。
■障害が重い→施設に隔離する?
更に行動障害が強い人は本人もグループホームのような集団生活をしたり、また、同居する他の利用者への刺激を考えたりしたら、集団生活の場にいることが両者にとっては望ましくはない。
以前、20人ユニットのグループホームを見学したことがある。
ここでは強度行動障害がある人は別のフロアにし、自傷行為によるケガを防ぐため、壁を柔らかいスポンジにするなどしていた。これが可能なホームは珍しい。
■松沢病院
話は変わるが…
かつて悪名高かった都立松沢病院も、暴れれば身体拘束していたが
今は身体拘束ゼロを目指して
自殺行為や自傷行為のある精神障害者の個室の壁をスポンジにしている。
過去の反省を込めて、日本精神医学資料館が病院内の敷地に建てられている。
以前の隔離病棟をそのまま使って展示してある。
hibinokakera.blogspot.com/2019/10/140100.html
■重度訪問介護制度
話を戻して
重度の人は、重度訪問介護制度を利用して親亡き後、一人暮らしも可能になってきているそうだ。
参照 厚労省【障害福祉サービスの概要】
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/naiyou.html
■息子の行末
知的障害が決して軽くはない息子
少し前までは「グループホームしかない。不足しているのならば私が建てるしかない」と思っていたが、息子を見ていると集団生活は向いていない気がしてきた。
自閉症だから、他人とずっと住まいを一緒にすることで、ストレスが溜まるからだ。
詳しくは過去のブログに書いてあります。
↓
■期間限定のサテライト方式
サテライト方式というものがある。
グループホームのそばで1人暮らしをして、グループホームの世話人から世話を受ける方法である。
夕飯はグループホームで食べて、一人の家に帰って寝ることが出来る。
グループホームの運営法人にも1人暮らしの人も含めて、人数にカウントされ補助金が出る。
しかし!これは今は2年間の期間限定らしい。
どうしてかというと…
サテライト方式は将来の本当の1人暮らしを目指しての練習のような場所だからだ。
息子の一人暮らしを見据えて今、私は下記をしている
・料理教室に通わせている。週に1回は夕飯を作らせている。
・家事を出来るだけ手伝わせる(洗濯物を干すなど)
・シャンプーが空になったとき、詰め替えからボトルへ入れさせている。
凄く小さなことだが、一人暮らしするにはこういうことが出来ていないとダメなんだ~
でも、いつも思うこと。
私が死ぬとき、息子も一緒に連れて行きたい。
息子が80歳で死んで、私は118歳で死ぬとか(←38歳で産んだからこの計算になる)
118歳でも元気でピンピンな婆さんのまま、息子と一緒に寿命を迎えてコロリンと死ぬとか…。
元気いっぱいの118歳でピンピンコロリン!を希望致します!
健気に就労移行支援事業所からの課題、ハンコ押しに取り組む様子
先のことなんか想像できない幸せな人なのかもしれない。
↓
おわり
#発達障害 #自閉症 #こだわり #パニック #グレーゾーン #自閉症スペクトラム #立石美津子
コメント欄は過去に荒らされ、嫌な思いをしましたので閉鎖しています。
カテゴリー:正直なつぶやき
コメント(0)