2021.02.26
夢や希望を持ってほしいが、現実は厳しい
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※金曜日 更新
※ブログなのであくまでも私個人の意見です
気分を害する方は→批判しないで、読まないようにしてください
息子は現在、就労移行支援事業所に通っている。
就職が決まっていく仲間を指をくわえて見ているようで…
企業就労への夢は膨らんでいるようで…
「会社に行ったら家を8時に出る」(←会社も所在地も決まっていないのに…)
「会社に行ったら、同窓会に行かない」(←特別支援学校高等部の同窓会、平日には開催されないのに)
などと言っている。
夢や希望に溢れている感じだ。
でも…
「世の中そんな甘くないぞ!」
「お金をもらって働くことは厳しいぞ!」
と言いたい。
そう言いたいところだが…
水を差すようなことは止めておこう。
■年長さんも
私は長年、幼児に文字指導をしているが
小学校に対して夢や希望を持っている。
親御さんは
「この状態で果たして入学後やっていけるのだろうか…」
「勉強についていけるだろうか…」
「虐められないだろうか…」
と不安でいっぱいなようだが…
子ども達は真逆
期待と夢でウキウキだ。
私は毎年3月になると、「小学校に早く行きたい人?」と子ども達に聞いてみる。
すると…
「は~い」とかわいい声で全員挙手
「小学校へ行きたくない」と言う子は一人もいない。
さらに「みんな、小学校に何をしにいくの?」と聞くと「お勉強をしに行く!」と元気に答える。
「遊びに行く」という答えは一切、返ってこない。
子どもの答えが正解で学校は学力をつけるところ。自分の未来を切り開くために勉強しに行くのだ。
そして、それをとても楽しみにしている。
筆箱、鉛筆、消しゴム、ランドセルまで買ってもらい、みんなに祝福されてやる気満々になっている。
「勉強大変だぞ!」
「幼稚園や保育園の先生のように踊ったり歌ったりしてくれないぞ!」
「休み時間は短いぞ!」
「給食が口に合わないかもしれないぞ!」
などと水を差すようなことは、止めておこう。
■息子に質問してみた
私「一人暮らしとグループホームどっちがいい?」
息子「一人暮らし」
私「お母さんが老いて死んだら、この家で一人で暮らせる?」
息子「暮らせる。料理はレシピ見て、ひとりで作れる!」
だと!
料理教室にも通い始め、自信があるらしい。
料理教室についてはこちら
↓
(肉の臭みをキッチンペーパーを使って拭いている)
就労への夢も一人暮らしも、小学校入学を目前にした幼児に似ている。
■お正月
お正月は実家のひとり暮らしの母の家に行き、元旦におせちを食べている。
息子「おばあちゃまが死んだら、どこでおせち食べるのか?」と聞いてきた。
私「この今の家でお母さんと食べるのよ」
私「お母さんが死んで居なくなったらどうするの?」
息子「おせち買ってきて一人で食べる」
おせちは昔から買ってきて食べる習慣があるので、「作る」とは言わなかった。
また「お母さんが死んだら悲しい」とも言わなかった。
そう言えば、3年前、私の父が亡くなった夜、実家の表札が立石信義(←息子の祖父)のままになっているのを見て
「居ないのに表札外さないのか」と息子から言われた。
「そうか、自閉症らしい意見ね。でも、みんなが悲しんでいるときに、そんなこと言わないでね」と思った。
淡々とした冷静沈着な答えで切なくなるが、あと何年か先には起こること。私の方が悲しい感情に押しつぶされそうだ。
最近、将来の自立を考えて、何かと「さすが社会人」(就労していなくても社会人と特別支援学校高等部では呼んでいた)とおだてて、家事を徐々にやらせている。
【やらせている家事】
・ゴミ捨て
・カーテンの開け閉め
・新聞を取りに行く
・トイレットペーパーの補充
おわり
#発達障害 #自閉症 #こだわり #パニック #グレーゾーン #自閉症スペクトラム #立石美津子
コメント欄は過去に便所の落書き状態になったので閉鎖しています。
カテゴリー:正直なつぶやき
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